読書的ニュース 2016-09
2016年9月の読書的ニュースです。
●海外の長編小説は難解そうで……。じゃあマンガで読んでみたら? | ハウツーが満載のコラム|スキマ時間のなるほどメディア [フムフム]
マンガって難しい内容の本を簡単に表現しなおすって意味でも優れてるコンテンツだと思う。『失われた時を求めて』、何ページで表現した作品になったんだろう!?
どっちも読んでみたい・・・
▼プルースト,バラエティアートワークス著「失われた時を求めて (まんがで読破)」(イースト・プレス)
▼マルセル・プルースト著「失われた時を求めて フランスコミック版 スワン家のほうへ」(祥伝社)
●「本屋が厳しい」といわれる今、本屋の定義を考える(「本屋をリブートするには」vol.1 レポート) | ほんのひきだし
●それぞれが始めた「本」にまつわる働き方―新しい本屋がこれからも生まれていくために(「本屋をリブートするには」vol.2レポート) | ほんのひきだし
書店再起動論。先月もニュースにした、「町の書店、85%が「経営悪化」」と関連して読むといいかも。新しい町の書店が生まれつつある。楽しみ。
雑誌もリブートが必要。だと思う。
▼仲俣 暁生著「再起動せよと雑誌はいう」(京阪神Lマガジン)
●会社員時代に読書習慣をつけるためにやったこと - このつまらない世界に終止符を
読む習慣をつけるための実践的ノウハウ。これはいい視点だなぁ。戦略読書の半年振り返りを書くきっかけになった記事でもあります。
●オトナの秘密基地。世界に認められた日本のすごーい図書館 - ジモトのココロ(ジモココ)
かっこえぇ。どれも行ってみたい。六花文庫とか、自分の家の本棚づくりの参考にしたい!
▼成毛眞著「本棚にもルールがある---ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか」(ダイヤモンド社)
●電子書籍が流行らなかった理由ってさ | 2ちゃんねるスレッドまとめブログ - アルファルファモザイク
なぜ電子書籍が流行らなかったのか、についてのネットの声。既に過去形か。。
ファイル形式、専用アプリ、紙の所有欲、導入、価格、目が疲れる、文庫本最高、DRM、、などなど。うーむ。どれもかなり議論されているけど、きちんと課題に落とし込みができていないんだろうなぁ。。
▼宝島社著「電子書籍の正体 (別冊宝島) (別冊宝島 ノンフィクション)」(宝島社)
●絵文字ならぬ「曲文字」を送ることができる『TuneMoji』 | 100SHIKI
曲文字。TuneMoji(チューンモジ)と呼ぶらしい。Kik上で歌詞と映像のスナップショットを返すサービス。iPhone版しかないのかな。試せないけど、面白そう。日本語版もできるといいのになぁ。会話が楽しくなりそうだ。あれ、これは読書ネタ?? ちょっと違うか。
●大学生になる息子や娘にプレゼントしたいオススメの本20選 - 大学新入生への入学祝い - BOOKCASE
まぁ見かける企画(失礼!)だけど、20選ともなると、だんだんマニアックなものも薦めてきてていい。最後に石川達三の『青春の蹉跌』をおススメしてくるところでグッときちゃいました。『青春の蹉跌』は超おススメです。kindle版あるんだ。思わずポチっとしてしまった。。
●こち亀の最終回で暗黒期突入へ!週刊少年ジャンプの未来を考える - 人生の物語を楽しむブログ!ネガティブ・ライト
改めて黄金期のジャンプ連載リストみるとすごすぎる。これをリアルタイムに体験できて良かったと思っているけど、今ジャンプをリアルタイムに読んでいる人たちから見ると、当時は知らないわけで、これが別に黄金リストじゃないのかもしれない。
こち亀、大好きだった。まだ終わったのが信じられない。秋本先生のことだから、ひょっこり、面白いことしてくれるんじゃないかと期待しています。
▼秋本 治著「こちら葛飾区亀有公園前派出所 200 (ジャンプコミックス)」(集英社)
実は999巻も出てます。
▼秋本 治著「こちら葛飾区亀有公園前派出所999巻 13誌出張版の巻 (ジャンプコミックス)」(集英社)
●いらなくなった本やDVDを物々交換できるサービス「Spirale」が登場 | Fashionsnap.com
ほほー。本やDVDの物々交換。交換券マッチングサービス。シェアリングエコノミーの一種らしい。ビジネスモデルとして面白いけど、リアルなモノは配送の手間がネックになるんじゃないかな。やっぱり配送手続きってめんどくさい。送るのも、受け取るのも。配送がもっと簡便になると、爆発的に受け入れられる気がする。
●本に座っている気分になるソファ【Ransa】|インテリアハック
かっこいいけど、ホコリがたまりそうだなぁ。。快適さと、かっこよさのはざまにて。
うーん、どれもいい。いよいよ、本棚リノベーションがしたい。今年中に企画して、来年実行だ!!
▼内澤 旬子著「センセイの書斎---イラストルポ「本」のある仕事場 (河出文庫)」(河出書房新社)
●デキないオトコの「やってはいけない」読書術 | オトコ社会を生き抜くための仕事のお作法 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
DFDNオトコ。「で」きる「ふ」りした「で」き「な」いオトコ。なんだかすごいネーミングだなぁ。言わんとすることはわかるのだが、読書はもっと自由であっていい。
・・「これ読むと一流」的一冊が大好きで、それを読んだオレ、理解してるオレをアピールしたいDFDNオトコ読書の特徴が見え隠れ・・略
かっこよさを演出するために読書を使っても、いいんじゃないかなぁ。ダメ?
書評『レバレッジ・リーディング』
概要
読書に関する本にあたっていると、よく耳にする『レバレッジ・リーディング』。やっと読んでみました。ビジネス本の読み方を提案する本で、かなりシンプルかつ具体的な手法(読み方の手順)に踏み込んでいる点が印象的でした。
章立てを見ると、「多読について」「物件の選び方」「戦略的な読書法」「読書後のフォロー」の4章立てですが、独断と偏見で、内容は以下のように整理できるのではないかと思いました。
- 本に対する考え方
- 本の選び方
- 本の読み方
また、著者である本田直之氏おススメの読書リスト(永久保存版と、出版年(2006年)におけるオススメ版の2パターン)がついている点も良いです(当ブログでも何点か紹介してきた読書本、やはり著者のオススメ本リストはマストですね)。
本に対する考え方
非常にシンプルです。メッセージは一つ。読書は自分への投資。この実現に向け、レバレッジ・リーディングし(多読し)、読んだ内容を確実に仕事に活かす。つまり投資の結果を出す(リターンを得る)ことが最終目的になります。
また、読書が投資対象になりうる理由もいくつか述べています。
- 本は査読されており、深く正しい知識が得られる
- 読むと時間が生まれる
- 自分の常識が更新される
- 未来予測できちゃうかも
- 考えの偏りを防ぐ、等々
さらに、読書をすることで得られる利点もいくつか述べています。
- 情報の取捨選択能力がアップする
- 他人の疑似体験ができる
- 本に書かれたノウハウを自己流で実践活用することができる(自分のやる気×他人の知恵や経験=レバレッジの効いた結果が得られる)、等々
本の選び方
では、投資に対するリターンを確実にするために、どんな本を読めばいいのか。本書では、その選び方を3通り示しています。
目標の明確にして、本を選ぶ
目標が決まれば、その達成に何をすべきかを考えられるようになります。そうすると、その課題に沿ったテーマの本を選ぶことができる、というわけです。
自分にとってやさしい本を選ぶ
理解しやすさ、納得のしやすさは元より、理論より実践、教養より経験。より具体的なほうがやさしいし、何よりビジネス向きであると言えるわけです。
テーマで選ぶ
ここはかなり様々な切り口から紹介されていました。身近な、同じジャンルの、口コミで、メルマガで、等々。具体的なところはぜひ本書で確かめて頂きたいところです。
本の読み方
次はいよいよ、具体的な本の読み方です。制限時間を設けるとか、全体を俯瞰するためにまえがきや目次、帯、著者プロフィール等のメタデータをくまなく読むとか、様々な手法が紹介されています。
doksyo-tekが一番おおっと思ったのは「ささいな取りこぼしを気にしてスピードが遅くなるよりは、より少ない労力で大きなリターンを上げることに集中したほうがいい」という点。そのため、読書の完璧主義は捨てるというのです。
たしかに、本は最初からシーケンシャルに読みたくなるし、書かれていることはあれもこれも大事に見えてくる。しかし、投資に対するリターンを最大化するためには、目標に対して不要な情報は、重要そうに見えても切り捨てていく。そうすることで、短時間で必要な情報がフィルタリングされてくるのだと思います。
そして、レバレッジ・リーディングの真骨頂とも言えるのが、読書後のフォローである「レバレッジメモ」の作り方と活用法です。
実はこのメモ、本当にシンプル。作り方は、
- 重要なところに線を引く、印をつける
- メモに書き出す
- 繰り返し読む
というもの。何気に、繰り返し読むって部分がみんな習慣化できないところなのではないかと思いました。裏を返せば、ちょっと努力して繰り返し読むことを習慣化できれば、それは大きなリターンにつながるアクティビティなのかもしれません。
レバレッジメモの事例や、具体的な作成法は本書で詳細に紹介されていますので割愛しますが、これは自分なりにアレンジして実践してみる価値がありそうです。
所感
レバレッジとは、てこの原理。つまり、小さな力で大きな力を生み出すことです。
レバレッジ・リーディングは、その名が示す通り、まさに小さな投資で大きなリターンを得るための、実践的な読書法なのだと思いました。
特徴的なのは、やはり読書後のフォロー。メモに書き出して繰り返し読むという、一見すると誰にでもできそうな、でもなかなか継続的にできなそうなことをできるか、がポイントだと思いました。
繰り返しは情報処理が得意とする行為です。うまくシステム化できれば(単純にリマインドするだけじゃ、ダメだろうなぁ)、スムースに習慣化できるかもしれません。
本を読み取る技術
はじめに
本を開かずに中を読み取る技術が発表されました。
この技術は、MIT Media Lab、Ramesh Raskar氏のCamera Culture Groupらの成果です。フェムト秒カメラという、高速撮影ができるカメラが肝になっています。
仕組み
いろんな記事で解説されていますが、テラヘルツ波が光より透過性が高く、かつ電波よりも分解能が高いという特徴を活かし、本に当てたテラヘルツ波の反射波(インクありなしでずれる)をフェムト秒カメラで撮っちゃうことで文字を再現する(読み取る)という試みです。
ムービーを見るとわかりますが、基本原理はたった3ステップ!
- ページを見つける / Probabilistic Pulse Extraction(PPEX)
- 印字部分を検出する / Time-gated Spectral Imaging(TGSI)
- 文字抽出 / Cardinal Convex Sharp Composition(CCSC)
各パートではそれぞれPPEX、TGSI、CCSCという技術を適用しています。開くことができない古い貴重本に対して、テラヘルツ波を当てることが、どの程度許容されるのかわかりませんが、触れずに分析できるスグレモノです。
応用用途
この技術、文化財のような書籍に対しても有効そうですが、いわゆる自炊処理に応用できたら素晴らしいですよね。回転寿司屋さんで重ねたお皿のICタグを読み取るように、本を重ねておけば、その本のデジタルデータが抽出できちゃったりしたら、感動しそうです。
まだ9ページしか透視?できないし、もちろんOCRも精度完璧じゃないし、レイアウト解析も必要そうなので、置くだけ充電ならぬ、置くだけ電子書籍はまだ少し先かもしれません。でも、こういう技術の発想って、ワクワクしていいですね。
参考
▼フランク モス,Frank Moss,千葉 敏生著「MITメディアラボ―魔法のイノベーション・パワー」(早川書房)
Rameshの著作。読んでませんが、面白そう!
▼Ramesh Raskar,Jack Tumblin著「Computational Photography: Mastering New Techniques for Lenses, Lighting, and Sensors」(A K Peters/CRC Press)
戦略的に読書をするためにやったこと
はじめに
戦略読書の8か月にわたる取り組みを、ザックリと振り返ってみました。本当は半年で振り返るつもりだったけど、ズルズルしてて、変な時期になって振り返るという、アレな感じです。。
戦略読書とは?
三谷宏治氏が提唱する「他人と異なる独自の発想を生み出すために、戦略的に読書をしよう」というコンセプトのことです。
本では、「読書ポートフォリオ・マトリクス」や「ワリキリ読書」、「5つの視点での発見型読書」等々、戦略読書のための作戦がたくさんまとめられています。自分は、これらの発想がたいそう気に入りまして。で、今年1年実践してみようとなったわけです。
事前の準備
今回やったことは以下の3点です。
- 年間読書時間の試算
- 読書ポートフォリオ・マトリクスの作成
- 本のライフサイクル整流化
年間読書時間の試算
時間確保のため、使える時間を試算しました。結果、おおよそ400時間。1冊4時間で読破するとして、年間100冊読める計算です。
表1.確保できそうな時間
1日あたりの読書時間 | 日数 | 読書時間 | |
---|---|---|---|
平日 | 80分 | 215日 | 287時間 |
休日 | 60分 | 150日 | 150時間 |
合計(年間) | 437時間※ |
※丸めて400時間。さらに400÷4=年間100冊。
読書ポートフォリオ・マトリクスの作成
読書ポートフォリオ・マトリクス(RPM)は読書の資源配分を明確にするものです。以下の4象限にわけ、それぞれエイヤっと配分しました。
ビジネス基礎 | 200時間 | 経営20冊、情報工学20冊 |
ビジネス応用 | 80時間 | 成功・失敗事例等、個別の情報系専門書 |
非ビジネス基礎 | 60時間 | 科学系/歴史系/小説、マンガ |
非ビジネス新規 | 60時間 | 流行本、個人的に気になった本 |
本のライフサイクル整流化
より読書に注力できるよう、本そのもののライフサイクルを見直しました。各ステップと、todoは以下のとおりです。
表3.本のライフサイクル
(1)入手 | いろいろな書籍情報はいったんamazonリストに集約 |
(2)保管 | 手に入れたが未読の本は、積読場所を決めて集約 |
(3)活用 | ここはあとでまとめる(と言ってまとめてない・・・) |
(4)保存 | 本棚を大まかなジャンルに分け、各棚は超整理法的に使用 |
(5)廃棄 | 超整理法で抽出された、処分対象本のルールを構築 |
毎月、定点観測
実際の戦略読書状況は、毎月「定点観測」として、本ブログで公開しています。試行錯誤しつつでしたが、最近はだんだんと観測内容が定まってきました。
表4.定点観測
読んだ本の紹介 | アフェリエイトリンク。内容を忘れないように、簡易書評付きで紹介 |
定量分析 | 毎月・累積の読書時間/冊数のグラフ化と、年間の読書時間/冊数の予測値を計算 |
気付き | 毎月の活動を通じて得た感想や改善点などを書いておく |
考察
とまぁ、戦略的に読書をするためにいろいろ試しながら進めています。うまくいってるなぁという点と、これは改善の余地があるなぁという点、それぞれ挙げてみます。
うまくいってる点
- とにかく本を読む量が増えている
- いろいろなジャンルの本に興味が出てきた
- 読み方のコツがわかってきた(気がする)
改善の余地がある点
- 読む本のバランスが悪い:ビジネス基礎本の少なさよ・・・
- マンガ問題:文字ものとは別に考えたほうがいい量になってるかも
- Amazonリストの整理:ちょっと複雑すぎた。(1)未読(購買予定)(2)未読(図書館貸出)(3)読了、くらいがいいかも
- 本棚の整理:ちょっと複雑すぎた。『レバレッジ・リーディング』を参考に整理し直すのがいい。
戦略読書について、今年1月からの活動をざっと振り返ってみました。粗々ではありますが、少しずつ他人と異なる独自の発想を生み出すための読書に近づければいいな、と思います。まだ実感はわいていませんが。
残り4ヶ月(いやもはや約3ヶ月か)、改善の余地がある点、少しずつ試行錯誤しつつよりよい読書を心がけたいものです(たぶん、来年もつづけます)。
参考
『戦略読書』定点観測 - 2016年8月
はじめに
戦略読書・8月の定点観測です。
図1は、読書ポートフォリオ・マトリクス(PRM)を整理したものです。
定点観測(2016/08)
上記RPMに基づいて実施した8月の定点観測結果です。
ビジネス基礎
なし
ビジネス応用
▼佐々木 圭一著「伝え方が9割 【「伝え方が9割 2」試読版付き】」(ダイヤモンド社)
読むの2度目。平易な語り口で、テクニックを織り込んだ文章も紹介しているところがわかりやすい。ノーをイエスに、とか、強いコトバ、とか。こういうロジック、情報技術的に取り込んでみたいところ。
非ビジネス基礎
先月読んだ分の残りを一気に読んだ。夏休みならでは。三億円事件がここまで深みと広がりを持つとは。こういう異説って本当に面白い。多少突拍子もないところも含めて、エンターテインメントだと思う。
▼よしもと ばなな著「さきちゃんたちの夜 (新潮文庫)」(新潮社)
人生にはいろんなことが起こる。それらを受け止めたり、流したり、改善したり。目立たないけど、ちゃんとしてる人たち。そんな人たちの物語が重なって、とても心が晴れやかになるから不思議。
▼荒木経惟著「いい顔してる人 生き方は顔に出る!」(PHP研究所)
天才写真家・アラーキーの顔論。顔って不思議だよなぁ。思えば、自分の好きなのも、大抵人(顔?)が写ってる作品かも。顔って思っているよりも得られる情報が多い部分なんだろうな。刺激的で。
▼丘 修三,かみや しん著「ぼくのお姉さん (偕成社文庫)」(偕成社)
次の一節は解説からの抜粋。「著者は、障害者と非障害者との間でのコミュニケーションの困難さを、重要な問題としてまず認識する。そしてその上で、コミュニケーションを成立させなければならないという思想を強く提示するのである。」コミュニケーションを成り立たせるためには、いろんな経験・体験を通じて、人の心の痛みがわかるようにならないと、ね。
▼大今良時著「聲の形(1) (週刊少年マガジンコミックス)」(講談社)
異物を排除する文化は、後述のコンビニ人間に通じるものがある。耳の聞こえない少女と、その子をいじめたことでいじめの対象となった男の子が、どう変化していくのか楽しみ。
▼筒井哲也著「予告犯 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)」(集英社)
▼筒井哲也著「予告犯 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)」(集英社)
▼筒井哲也著「予告犯 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)」(集英社)
これは本質的なメッセージだと思う。「それが誰かのためになるという間違いのない確信を得た時 人は利得を超えた行動をとることがある」しかし、監視カメラの威力って凄いなー。街のカメラが4K8Kになっていったら、行動トレースなんて、容易にできちゃうな。
命とは。生きるとは。映画も見たけど、マンガのほうがいい。断然。揺さぶられます。
非ビジネス新規
コンビニという清潔な箱。社会や会社への帰属意識の醸成装置。異物を排除し続けると、結局、みんなが大事にしたい個性が失われていくことになるのだろうか。いや、もう既にある側面では失われているのかも。
▼みしぇる著「シンプル生活 55のヒント 家事がラクになる、心が軽くなる」(SBクリエイティブ)
最近気になっているミニマリスト系の本。ライトなミニマリストを目指して、実践したくなる。禅の心持、もっと深く知りたいかも。
▼本田 直之著「レバレッジ・リーディング」(東洋経済新報社)
これは実践あるのみ! まずはこの本のレバレッジ・メモを作ろうと思う。後ほど書評にまとめる予定です。
分析
以下は、8月のRPM分布と、累積(1~8月)のRPM分布です。
今のところ、以下のような実績と予測になっています。
実績
冊数 | 時間 | |
---|---|---|
8月 | 35冊 | 42時間 |
1~8月 | 131冊 | 263時間 |
予測
年間冊数※1 | 総読書時間※2 | |
---|---|---|
予測値 | 196.5冊 (月平均16.375冊) |
394.5時間 (月平均32.875時間) |
※1 131冊÷8ヵ月=月平均16.375冊、16.375×12ヶ月=年間冊数196.5冊
※2 263時間÷131冊≒1冊あたり約2時間、約2時間×196.5冊≒394.5時間
ということで、7月とは打って変わり、当初目標の100冊・400時間はだいぶ達成できそうな感じになってきました。なぜなら、8月は夏休みに読書三昧の毎日を過ごしたからです(まぁ、マンガ・非ビジネス系がほとんどだったのですが…)! 7月の鬱屈とした日々を取り戻すかのように、大いに楽しい読書ができました。
読書っていろいろな側面があると思います。論旨を把握したり、新たな知識を吸収する楽しさもありますが、心の栄養と言いますか、物語を読むことで豊かな気持ちになったりもできる。8月はどちらかというと、後者を楽しめたのだと思います。
ちなみに、6月から試験導入していたaudibleは、聴く読書にまとめ、解約しました。コンテンツのラインナップとか、オーディオ機器の新調等、なんらかのタイミングで復活するかもしれませんが、今のところ未定です。
気付けば、今年も2/3を過ごしてしまったのですね。半年振り返りもできなかったなぁ。。9~12月の残り1/3、今年の戦略読書の集大成に向け、楽しみながら進めていきたいと思います。