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読書的な何か。

読書と読書にまつわるテクノロジー、雑記など。

『戦略読書』定点観測 - 2016年5月

はじめに

戦略読書・5月の定点観測です。

図1は、読書ポートフォリオ・マトリクス(PRM)を整理したものです。

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図1.読書ポートフォリオ・マトリクス(RPM

定点観測(2016/05)

上記RPMに基づいて実施した5月の定点観測結果です。

ビジネス基礎

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日本のインターネットの父、村井純氏による、インターネットの歴史、世界の取り組み、技術的な仕組み、そしてヴィントン・サーフの提言等、本当にインターネットの基本がわかる1冊でした。普段何気に使っているインターネットを概観したい方に超おススメ。

 

ビジネス応用

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忘れる技術、勘違い工学、例示プログラミングに自己流ファイル整理法等々、UI研究の第一人者が問う、「コンピュータの使いやすさを進化させるには?」論。

フォーカスコンテキストの考え(必要な部分を強調しながらも、全体の流れを理解できるようなUI)や、留まる情報・流れる情報の考え(ネットを使って、肝心な部分とそうでもない部分を適切に使い分ける)は自分の仕事にも応用してみたい。

 

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世界で起きている10の問題の解説。社会課題って言葉にすると大きすぎて想像しづらいけど、問題を子どもの実例に重ね合わせることで、誰でも容易に想像することができる。

 

非ビジネス基礎

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ごくありふれた生活から、突然考えられないような別の世界が現れる。そんな不思議な物語。あっという間だけど、ジェットコースターのような素敵な二分間。一機に読めちゃう名作でした。

 

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さほど本を読まない女の子が、不思議な本屋でとても素敵な本と出合うお話。フルホン氏曰く、「本というのは、たましいをこめて書かれるかぎり、すべてが『すごい本』なのだ。それを感じとることができるかどうかは、読み手の質にかかっているがね」。

 

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海難救助を中心とした、海上保安官の活躍を描いたマンガ。今年の初めに1冊11円で電子書籍で購入。その後、セール売上がすごくて印税も大変なことになったみたい。

死と向き合うって言葉にしちゃうと陳腐だけど、向き合うための「勇気」とか、「信じる気持ち」ってギリギリのところで本当に人間の未知の力を引き出すマジックなんだと思う。引き続き、読んでいきます。

 

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超能力をテーマにしているが、本質は「名もない市井の人々の営みが、社会を少しずつ豊かにしてきた」ことを見つめ直し、「自分に何ができるのか、ほんの少しでも歴史に自分を刻んでいこう」ってことなのではないかな。隠れた名作SFだと思う。「世界は目で見えている大きさの百倍も千倍も広いんだぜ!」ってフレーズが気に入った。

 

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人間の生命力のロバストさの源は、子を想う親の気持ちなんだと思う。さらりと読めちゃうけど、とても深淵で、何度も読み返したくなるマンガだった。これ、小説もあるみたいだから、今度読んでみよう。

 

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『かくかくしかじか』ですっかりファンになった、東村アキコさんの作品。もう最初のページから面白い! 上杉謙信女性説に則って描かれる、戦国マンガ。3巻出たら読みたいな。

 

非ビジネス新規

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キッチン、リビング周りの収納術が多め。個人的には、書斎や本棚についても言及があると完璧だったのにな。改めて、整理について実践的に取り組んでみたいと思わせてくれる、入り口としておススメのマンガです。

 

分析

以下は、5月のRPM分布と、累積(1~5月)のRPM分布です。

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図2.5月のRPM分布

 

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図3.累積のRPM分布

 

今のところ、1~5月の累積で71冊・161時間を読書に費やしています。平均してみると年間170.4冊(月平均14.2冊)、総読書時間386.4時間(月平均32.2時間)の予測であり、目標の100冊・400時間に対して、読書時間は雲行きが怪しいかも。

今月の気づき。読書媒体の使用をルーチン化する。通勤往復はスマホで、自宅デスクは紙で、自宅リビングは電子書籍端末で、といった具合に、シーンごとに使用する読書媒体を決めておいたほうがいいかなと思いました。

読むためにはそれなりの手続きが必要です(例えば、電子書籍端末であれば、①電源ボタンを押して、②画面をスワイプして、③書籍アイコンを選択し、④ブックマーク位置を確認し、⑤読み始める、といった感じ)。個々の読書媒体によって手続きが異なるため、ごちゃごちゃに使用すると混乱して、けっこう手間取ります。ならば、シーンと媒体を紐づけてしまえば楽なのではないか、と思ったわけです。

さて、来月はいよいよ戦略読書をはじめて、思考錯誤しつつ半年を迎えます。『戦略読書』を読み返しつつ、ちょっと中間報告ということで、考察してみたいです。

参考