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読書的な何か。

読書と読書にまつわるテクノロジー、雑記など。

『戦略読書』実践記(2)リーディング・フローの基礎的検討(前編)

戦略読書

なんか、タイトル長いですね。。失敗したかな。

はじめに

さて、戦略読書を実施するにあたり「何を読むか」はもっとも重要ですが、読む行為をより円滑に進める手順、ワークフロー(リーディング・フロー←造語です)も重要な要素の1つだと思います。

リーディング・フローとは、本の入手から廃棄までの一連の流れを指すこととします。例えば、ISO 15489JIS X 0902)では記録管理の観点から文書のライフサイクルが定められています。

www.itmedia.co.jp

大まかに言うと、真正性(記載内容が正しいこと)、信頼性(記載内容が信頼できること)、安全性(記載が変更されていないこと)等を担保するため、文書は入手→伝達→活用→保管→保存→廃棄というフローをもって管理されるという標準になっています。

ここでは「読む行為を円滑にする」という目的なので、真正性・信頼性・安全性等はさほど気にしませんが、この標準を参考に、読む行為がスムースに流れるリーディング・フローを作ってみたいと思います。

以下、図1に検討中のリーディング・フロー(案)を示します。具体的には5つのステップからなっています。

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図1.リーディング・ワークフロー(案)

図示してみると、私の場合、現状意外とステップ通りのリーディング・フローになってるかなと思いました。しかしながら、それぞれのステップには以下のような問題がありました。

  1. 入手:欲しい本が把握できていない
  2. 保管:積読状態が慢性化
  3. 活用:<!-- ここは手順も含め、別に書きたいと思います -->
  4. 保存:本棚への配置基準が不明瞭
  5. 廃棄:処分基準が不明瞭

そこで、各ステップについて、どのようにアプローチすれば効果的なリーディング・フローを確立できるか検討したいと思います。フローが運用されれば、読む前後の手順が整流化され、読むことに注力できるはず。です。

1.入手:欲しい本が把握できていない

本の情報は様々なルート(Web、メール、口コミ、その他メディア等)から入ってきますが、読みたい本をヌケモレなくリスト化できていないところが課題です。そこで、今回はAmazonのほしいものリストを用います。

図2にほしいものリストを用いたフローチャートを示します。リストにはメモも残せるので、Amazonで取り扱っていない情報も管理できます。

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図2.ほしいものリストを用いたフローチャート

※1 書店や図書館等で現物を確認。

※2 読書ポートフォリオ・マトリクスの①ビジネス基礎、②ビジネス応用、③非ビジネス基礎、④非ビジネス新規に振り分けること。

こうしておくことで、まず気になる本はAmazonに登録されることになり、かつ、入手済みの本はほしいものリストに分類されるので、ヌケモレを防ぎ、リスト化できることになります(図3参照)。

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図3 Amazonほしいものリスト例

2.保管:積読状態が慢性化

入手した本の量に対して、読むスピードが追い付かず、常に積読状態になっています。さらに、室内あちこちに置いてしまうため、どこに未読本があるのかもわからなくなりがちです。この2点が課題です。

1点目は、まだ解決策が見つかっていません。本は気になるととりあえず買ったり借りたりしてしまうくせがありましたが、もしかすると、入手フェーズでAmazonに登録するという手間が入るため、少しはボリュームを抑えられるかもしれません。それがいいことなのかはさておき。

2点目は、以前紹介した成毛眞さんの『本棚にもルールがある』を参考にします。

doksyo-tek.hatenablog.com

成毛さんは本を迎え入れる入り口として新鮮な本棚を提案しています。

ここにはこれから読む本、今読んでいる本が入ります。本棚といっても、平積みした本の固まりのことで、ジャンル別(文庫・新書・単行本・大型本)にリビングの見えるところに置いておくそうです。そして、興味の赴くまま、無作為に読んでいく。

彼はここを仮置き場と称していました。つまり、入手後、途中で読むのをやめた本や、本棚には入れない本など、ふるいにかけるわけです。

私は、この方法を少しカスタマイズすることを考えました。ルールは3点です。1点目は、本の山は1つにすること、2点目は入手したら必ずこの山に置くこと、3点目はカバーをかけないこと、です。

1点目は成毛さんの主張と異なってしまいますが、単にリビングの広さの都合です。2点目は一元化することで本の場所を明確にするためです。そして3点目は(背)表紙を見える化することで、入手したことを思い出し、読書に入るきっかけを作るためです。

さて、次はいよいよ本棚への配置になりますが、ちょっと長くなってきたので、続きは後編に書きたいと思います。

▼成毛眞著「本棚にもルールがある---ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか」(ダイヤモンド社)
4478029393

▼いしたに まさき著「あたらしい書斎」(インプレス)
B009X8GYUK

▼日本経済新聞出版社著「日経プレミアPLUS VOL.2」(日本経済新聞出版社)
4532265029