読書的な何か。

読書と読書にまつわるテクノロジー、雑記など。

ラーメンズ『home』より「読書対決」

ラーメンズが、復興支援を目的としてコント100本をYouTubeにアップしたようです。

rocketnews24.com

素晴らしい試みですね!

ラーメンズと言えば、笑いと演劇の融合というか、オシャレお笑い要素が多分にあるかと思いますが(←かなりdoksyo-tekの独断と偏見が含まれます)、やはり本ブログで紹介すべきは、「読書対決」かと思います。

www.youtube.com

news篇もある!

www.youtube.com

何度見ても面白い。今見返すと、ビブリオバトルに笑いのセンスをふんだんに盛り込んだ形式のよう。ビブリオバトルも、無意識に影響を受けているのかもしれません。

ぜひ、たくさんラーメンズの映像を見て、復興支援しちゃいましょう!

写経(室生犀星の詩)

NDLのデジタルコレクション、充実してるんですね。ネット利用可能な図書だけで、35万冊を超えている! それに出版当時のままで読める(古い本は眺めるに近い)のっていいですね。

つらつらと眺めていて見つけたもの。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」でおなじみ、室生犀星の詩です。様々な顔を見せる読書に関する、2編。写経したくなって、しちゃいました。

国立国会図書館デジタルコレクション - 第二愛の詩集(54コマ目)

『本』

本をよむならいまだ
新しい頁をきりはなつとき
紙の花粉は匂ひよく立つ
そとの賑やかな新緑まで
ペエジにとぢこめられてゐるやうだ
本は美しい信愛をもって私を囲んでゐる

 

国立国会図書館デジタルコレクション - 愛の詩集 : 室生犀星第一詩集(80コマ目)

『燭の下に人あり、本を読めり』

本を読んでゐると又雨が降り出した
毎晩のやうに重い雨戸が
閉した窓を叩いてゐる
濡れてしめつたそととは反対に
僕の室では一本の蝋燭がともれ
立派な美しい垂れとしほとを見せたカーテン
を下ろし

カーテンの裾のはうに卓があり
僕は感涙しながら本をよんでゐる
この恐ろしい物語りの中に
世にもやさしい一人の女性がゐて
人をあやめた不幸な男のために
声たかくヨハネ伝をよんで聞かしてゐる
頭を垂れた男の魂と
不遇な彼女の魂とはつれ立つて
今平和なすすりなきをしてゐる
ここまで読んで僕はふいと耳を立てた

ああ とぎれとぎれな雨のふる中で
だいぶ虫の啼く声が減つたやうだ
おとろへはてたあの声
毎夜のごとくかれらの美しい声により
また慰さめられて本を読み
そしてゐる間にもう肌さむい頃になつた
誰人とも会はず
清明な孤独に住み込んで
おお もう秋おそい頃になつたのであつた
自分は再た窓をとざして

しづかな雨をきいて
悲しい書物のペエジを剪りはじめた

 

「読んで理解する」とは何か(1)

はじめに

読書とは何か? 辞書によれば「本を読むこと」です。

では、読むとは? 同様に辞書によれば、8つほどの意味があるようですが、読書の文脈では、②の「文字・文章などの表す意味を理解する」かと思います。

では、理解するとは? やはり辞書によれば、「わかること、納得すること、のみこむこと」。人によって違いはあるのでしょうが、心理学的には読み手の認知プロセスのことを指すようです。

読んで理解するための認知プロセス、丁寧に言うと「読解時に読み手が行う手続き及び思考で、理解プロセスに影響を与える任意の認知プロセス」のことを、読解方略と呼ぶそうです。

今回は、この読解方略について、上記定義を示したサマリー論文があったので、勉強もかねてまとめてみます。

犬塚美輪, "読解方略の指導", 教育心理学年報, Vol.52, p.162-172(2013).

以下、doksyo-tekの理解の下でまとめていますので、解釈が間違えているかもしれません。あくまでメモとしてお考えください!

この論文が対象とする文書

日本語で書かれたもの。物語文ではなく、説明文(概念やものごとを説明する文)や、論説文(特定の事柄についての意見が書かれた文)であること。

読解方略の定義

読解とは、読んで理解すること。方略とは、理解に影響を及ぼす手続きのこと。著者の言葉で言えば、読解方略とは「読解時に読み手が行う手続き及び思考で、理解プロセスに影響を与える任意の認知プロセス」である。

Weinstein, C. E., & Mayer, R. E. (1986). The teaching of learning strategies. In M. C. Wittrock (Ed.), Handbook of Research on Teaching (3rd ed.) (pp.315-327). New York, Macmillan.

Alexander, P. A., & Jetton, T. L. (2000). Learning from text : A multidimensional and developmental perspective. In M. L. Kamil, P. B. Mosenthal, P. D. Pearson, and R. Barr, (Eds.) Handbook of Reading Research : Volume 3 (pp.285-310). Mahwah, NJ : Lawrence Erlbaum Associates.

モデル

読解方略を説明するいくつかのモデルがある。例えば、以下の2つ。

理解の深さに関する3因子(犬塚モデル)

理解の程度によって、どういう手続きをしているかを示したもの。言い換えや読み速度を落としたりするのが浅め、自分が知っている事柄と結び付けて読むのが深め。

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図1 3因子モデル

犬塚美輪 (2002). 説明文における読解方略の構造 教育心理学研究, 50, 152-162.

犬塚美輪 (2009).  メタ記憶と教育 第9章 清水寛之(編)メタ記憶―記憶のモニタリングとコントロール― 北大路書房

読解方略の4面モデル(McNamara, Ozuru, Best, O'Reilly)

メタ認知(認知を認知すること)が中心にあるとして、①まず読む状態を作り、②字面を追い、③文の構成を大掴みし、④内容を理解する、といった4つの側面を持つモデル。

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図2 4面モデル

McNamara, D. S., Ozuru, Y., Best, R., & O'Reilly, T. (2007). The 4-pronged comprehension strategy framework. In D. S. McNamara (Ed.), Reading comprehension strategies : Theories, Interventions, and Technologies (pp. 465-491). New York : Lawrence Erlbaum Associates.

効果

手続きが示されると、読解が促進される。また、手続きの違いによって効果も異なる。例えば、要約文の作成という手続きは、文章内容の正確な理解という効果をもたらす。また、テーマに関する知識を増やす/豊かにするという手続きは、文章内容をより深く理解するという効果をもたらす。

秋田喜代美 (1988). 質問作りが説明文の理解に及ぼす効果 教育心理学研究, 36, 307-315.

Chemielewski, T. L., & Dansereau, D. F. (1998). Enhancing the recall of text : Knowledge mapping training promotes implicit transfer. Journal of Educational Psychology, 90, 407-413.

石田 潤・桐木建始・岡 直樹・森 敏昭 (1982). 文章理解における要約作業の機能 教育心理学研究, 30, 322-329.

笠原正洋 (1991). 読解過程での自己質問生成が説明文の理解・記憶に及ぼす影響 認知・体験過程研究, 1, 77-108.

Martin, V. L., & Pressley, M. (1991). Elaborative-interrogation effects depend on the nature of question. Journal of Educational Psychology, 83, 113-119.

Spires, H. A., & Donley, J. (1998). Prior knowledge activation : Inducing engagement with informational texts. Journal of Educational Psychology, 90, 249-260.

所感

読んで理解するとは何か。その認知プロセスを示すサマリー論文があったので、本記事では、doksyo-tekの理解も兼ねてまとめています。

読解方略とは、人が本を読むという行為を通じて、どうやって本に書かれている内容を獲得するのかというプロセスを研究する領域のようです。いくつかのモデルが提案されており、またその効果も様々な視点で検証されています。

3因子モデルなどを眺めていると、読書術などで見られる方法論などは、こういうモデルに裏打ちされているのかもしれないと思いました(直接的にモデルを意識していなくとも、経験則が実はモデルに落とし込めるものだった、ということかもしれませんが)。

さて、論文ではこの後、手続きはどう示されるべきか(教示されるべきか)といったいくつかの指導パターンや、どう実践すべきかという実例、また、新たな課題として①紙に代わるデバイス、②映像音声等を用いたマルチメディアコンテンツ(マルチメディアって最近言わなくなった気がする)、③ハイパーリンク等のウェブ要素、などに触れています。このあたりは、この次の記事でまとめてみたいと思います。

読書的ニュース2016-11

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2016年11月の読書的ニュースです。

E1854 - 「銭湯×図書館」が生み出す新たな可能性 | カレントアウェアネス・ポータル

商店街の各店舗で本棚を持ち合い,本を通じて人がつながっていく様子を見て,銭湯と図書館が似ていることに気付いた。

この繊細な感覚はとても大事だと思う。

本で人をつなぐ まちライブラリーのつくりかた

本で人をつなぐ まちライブラリーのつくりかた

 

 

Windows 10 Insider Previewを試す(第74回) - EdgeがEPUBリーダーになったOSビルド14971登場 | マイナビニュース

 おおー、ボイジャーさんがBinBに移行したころ、自分もこれからの閲覧環境はブラウザ化する(いやむしろ、ブラウザが唯一の閲覧環境になる)と思ったわけだが、少しずつそうなりつつある。という認識。ところでEdgeのレンダリングエンジンって何だっけ。Readium?

電子書籍奮戦記

電子書籍奮戦記

 

 

全国農村読書調査|文化活動|一般社団法人家の光協会

読書世論調査を調べてて発見。「農村と読書」。タイトルがスゴイけど、なんと1946年から脈々と続いている調査。すごいなぁ。これを分析したら何か見えてくるかな。とりあえず、最新版だけでも見ようと思っている。まだ未着手だけど^^
 

たてよこWebアワード

 気合い入ってます!たてよこWebアワード!もうここまで来たら、突っ走ってほしい。縦書きは文化だ!って。

本を読み終わるまでスマホをロック!スウェーデンNGOが開発した、子供の読書促進アプリ | AdGang

以前調べた時、ネットは気が散るって結論だったけど、スマホもニアリーイコールネットと捉えると、ロックしちゃうってオーソドックスだけど確実な気がする。癖がつくまでは、こういう強制はありだよね。大人でも。そしていったん読書癖が付くと、人は(特に子どもは)とてつもない集中力発揮しますから。

ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること

ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること

 

 

実用書の中から読みたいトコだけ買える『犬耳書店』

文脈に応じたコンテンツの再構成。まさに、提供側の編集能力と、ストーリーテリング機能が問われる取り組み。これ、成功してもらいたいなぁ。マイクロコンテンツってマイクロ化するのも権利含めて難しいんだけど、それを再構成するところが最も難しいと思うんだよね。部分的に取り出すと、意味が変わっちゃうという著者もいるわけで。

ということで、しばらく犬耳書店はウォッチしようと思う。

↓IoT×AIみたいな話で少し違うけど、コンテンツにもコンテキスト処理は必要だと思う、ということで。

コンテキストの時代―ウェアラブルがもたらす次の10年

コンテキストの時代―ウェアラブルがもたらす次の10年

 

 

ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞 2017

今年も来ました!ITエンジニア本大賞。毎年いい本が選ばれています(過去の大賞も載ってます)。

個人的に、『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)』はおススメ。昨今のAIブームに乗り遅れないように、とりあえず読んでおく1冊はこれで十分だと思われ。

「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識"を変えるビジネスモデル』は読んでないけど、『リモートチームでうまくいく マネジメントの?常識?を変える新しいワークスタイル』が面白かったので、これも面白そう。

さてさて、今年は何が選ばれることやら。Web投票〆切は2017年1月12日(木)、大賞決定は2017年2月16日(木)になります。

 

読書が苦手な人にありがちなこと - それ、僕が図解します。

図解するっていうコンセプトがいい。読書術本は、こうするといいよって流れで話が進むわけだが、逆に捉えると、それを外している人が結果として苦手になっていることが多い。そこを突いた着眼点はすばらしい。

インフォグラフィックというジャンルは大好きだけど、最近面白いサービスでZUNNYがある。これ、分業(企画する人、データ化する人、図示する人、みたいに)できたりしたらもっとたくさん使える図が出てくるのかなぁ。

zunny.jp

図で考えれば文章がうまくなる―「図解文章法」のすすめ

図で考えれば文章がうまくなる―「図解文章法」のすすめ

 

 

徹底的にKindleのみで読書するようにしたら、読書に劇的な変化が起こった | シゴタノ! 

うーん。まぁ、言わんとすることはわかりますが。。劇的な変化(=読書スピードと量が増えた)の根拠が以下の2点というのは、本当なのかな!?

  • Kindleで同じ条件(=組版デザインが統一的)を手に入れた
  • 重い本を複数持ち歩いていつでも読める

特に前者。おそらく、組版デザインはその本の内容を最大限引き出すように、最適化されたデザインです。人がそれにチューニングするとコストがかかるから、統一化しちゃおうというのは、少し乱暴かもしれません。

まぁ、もともとリフロー自体、組版デザインを個人に最適化しようという発想なので、あながち間違っていないのかもしれませんが。

これ、アスリート視点にたって、少し丁寧な考察が必要かも。

アスリートの科学  身体に秘められた能力 (角川ソフィア文庫)
 

 

超多忙なCEOが年間100冊読破する読書術 | ライフハッカー[日本版]

おおー、そろそろ今年の戦略読書の総括と、来年の計画を立てようと思っていたので、参考になります。いかに簡便に毎日の読書目標を設定し、かつ評価するか。いかにソーシャルメディアではなく、読書を選択できるような環境を作るか。そのあたりが、検討材料ですかねぇ。

バイブル化してる?

戦略読書

戦略読書

 

 

新機能「Book」登場

NewsPicksで特集記事をバインドしてストックする機能。新機能登場記念で無料だったので、試してみました。

スクラップブックを作るというより、日経ビジネスのサイトの複数回にまたがる特集記事を読みやすくまとめてくれる、といったほうが近いかも。言葉のつなぎの問題はあると思うけど、もう少し自由に、コンテンツをザッピングして、コンテンツを束ねることができると、いいんだけどなぁ。

japan.cnet.com

 

Vive、VRで読書体験ができる「Vivepaper」を発表。VOGUEやGQなどをVRでインタラクティブ体験 | Seamless

コンデナストって雑誌の在り方いろいろ試行錯誤してていいな。

なんでだろ、なんだかHMDを使った雑誌閲覧(2014年、電子出版エキスポ参考出展)を思い出しました。今回の記事の写真が、HMDで表示されているっぽく見えたのかな。

www.itmedia.co.jp

 

ADHDの人は本を最後まで読み終えられない?ADHDの人におすすめの読書の方法

そうなのかー。

多くのさまざまな情報源(本)から情報を収集し、その情報を独創的かつ斬新な方法で結びつけること

これって、読書を通じてみんながやりたいことなんじゃないかな。サラリとできてるのだとすれば、むしろADHDの方の読書法を学ぶべきかも。

「多読」か「精読」か:キャリア官僚が教える速読術 | ライフハッカー[日本版]

ちょっと古い記事が引っかかったみたい。精読か多読か。永遠のテーマですな。この記事でも紹介していますが、組み合わせがポイントで、そのための本の分類が重要なんだと思います。

 p189
A:最初から最後まで読む本(精読する)
B:つまみ食いすべき本(気になったところだけ読む)
C:読まない本(「はじめに」と目次だけ読んで終わりとする)

 

官僚に学ぶ読書術 (マイナビ新書)

官僚に学ぶ読書術 (マイナビ新書)

 

 

「読書好きが開発した」、Kobo最新モデル「Aura ONE」 - ケータイ Watch

Kobo的・読書好きの納得ポイントは、

  • 就寝時の読書を意識した暖色系フロントライト
  • 紙の本にイメージが近い、大型7.8インチディスプレイ
  • 軽量、薄型

などなど。クリスマスを迎え、そろそろユーザ評価が出てきたころかなぁ。ヘビーユーザさんの評価が楽しみ。

 

『戦略読書』定点観測 - 2016年11月

はじめに

戦略読書・11月の定点観測です。

図1は、読書ポートフォリオ・マトリクス(PRM)を整理したものです。

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図1.読書ポートフォリオ・マトリクス(RPM

定点観測(2016/11)

上記RPMに基づいて実施した11月の定点観測結果です。

ビジネス基礎

なし

 

ビジネス応用

リモートチームでリモートワーク。まだまだ浸透するには時間が必要だし、評価手法も考慮が必要だと思う。でも、これからの、それこそダイバーシティな社会はこんな働き方も許容できる制度設計が求められるんだろうな。未来の働き方を考えるのに向いている一冊です。

 

非ビジネス基礎

山と食欲と私 1 (BUNCH COMICS)

山と食欲と私 1 (BUNCH COMICS)

 

たまたま立ち読みしたヤマケイ(山と渓谷社)の雑誌に紹介されていたマンガ。これは大正解。もうタイトルそのまま。読むと、山に登りたくなり、そしてお腹がすきます。3巻まで出ていたので、買いそろえてしまった。

 

電波の城(1) (ビッグコミックス)
 
電波の城(2) (ビッグコミックス)
 
電波の城(3) (ビッグコミックス)
 
電波の城(4) (ビッグコミックス)
 
電波の城(5) (ビッグコミックス)
 
電波の城(6) (ビッグコミックス)
 
電波の城(7) (ビッグコミックス)
 

派手な世界の裏側には、ドロドロとした、様々な人間の思惑が潜んでいそうに見えるが、それを具現化したような作品。やや破天荒で非現実的なヒロインが、ぐいぐいテレビの世界に引き込んでくれる。テレビの裏側とは、果たしてこういう世界なのだろうか。中の人の評価も調べてみたいところ。

 

ふたりはともだち (ミセスこどもの本)

ふたりはともだち (ミセスこどもの本)

 

 かえるくんと、がまくんの、フレンドリーな小話が5つ。装丁も、サイズも、紙も、絵も、フォントも、そういったものすべてが気に入っている。実は5つの小話はつながっていて、前のお話に出てきたジャケットを着ているとか、小さな発見もうれしい一冊。個人的には『おてがみ』が好きかな、やっぱり。

 

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

 

これまでも何度か読んだことがあったけど、再読。主人公のねこが、白ねこに告白して、それから心を通わせていくさまが好き。そして、死とは何を意味するのか、改めて考えさせられる。

 

非ビジネス新規

半径3メートルのカオス

半径3メートルのカオス

 

本屋でまとめ買いをする時に、勢いで買ってしまった本。爆笑というより、クスッとする感じのネタがおもしろい。台湾旅行編などは読みごたえあり。割とツボでした。

 

読書介助犬オリビア (講談社青い鳥文庫)

読書介助犬オリビア (講談社青い鳥文庫)

 

犬に本を読み聞かせをすることで、本に興味を持ってもらおうという、おもしろい取り組みを紹介した本。書評を書いたので、興味がある方はそちらもご参照ください。

 

分析

以下は、11月のRPM分布と、累積(1~11月)のRPM分布です。

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図2.11月のRPM分布

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図3.累積のRPM分布

今のところ、以下のような実績と予測になっています。

実績

 冊数時間
11月 13冊 20.5時間
1~11月 163冊 328時間

予測

 年間冊数※1総読書時間※2
予測値 177.8冊
(月平均14.8冊)
357.8時間
(月平均29.8時間)

※1 163冊÷11ヶ月≒月平均14.8冊、14.8冊×12ヶ月≒年間冊数177.8冊
※2 328時間÷163冊≒1冊あたり2時間、2時間×177.8冊≒357.8時間

あと1ヶ月を残して、100冊・400時間の年間目標値に対して、冊数は163%、時間は89.95%の達成率となっています(冊数の多さのわりに、時間が比例していないのは、主にマンガが多く影響しているものと思われます)。

11月は、あまり多く読書時間を取れなかったという印象です。それは値にも表れていますが、ただ、読んでいる最中のものがそれなりにあり、それらが11月内で読み終わらなかったということもあります。読書なんで、当然、月単位で読み終わるという制約はおかしいですので(となると、ここで示している統計も月単位でやるのはおかしいのですが、それはまぁ実験ということで)、自由に読み進めております!

最近、小説がいいんだよなぁ。これまでも読んでましたが、たまに読めればよかった。ところが最近は次々と小説を読みたくなります。これは何かの予兆でしょうか。それとも、何かの変化の結果なのでしょうか。

さて。いよいよ次回で戦略読書も1年になります。データ的にも、気持ち的にも、どんな1年だったか、振り返りをして、リニューアルしてシーズン2(やる気満々)を迎えるつもりです。

参考