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『戦略読書』定点観測 - 2017年10月

はじめに

ためこんでしまった戦略読書分析の第2弾。2017年10月分です。

こちらは戦略読書の投稿では毎回出している読書ポートフォリオ・マトリクス(Reading Portfolio Matrix, RPM)。

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図1 2017年版のRPM

定点観測

以下はRPMに基づく分類別読んだ本と一言メモです。

鍛錬基礎

なし

 

鍛錬応用

リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま (光文社新書)

リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま (光文社新書)

 

ストレスには、正のストレスと負のストレスがあると思う。自分を成長させてくれる、正のストレスがかかるよう、場や周囲を変化させられる人になりたい。そんなこと、文字通り自然体で教えてくれる本。

キャリア構築関係って読んだことなかったけど、増田さんの実践と、金井先生の理論がサンドイッチされていてとても分かりやすかった。

 

幸せを科学的に捉えるための、雑談。特に参考文献もなく、ざっぱくに話が進むが、幸せになるためにしてみよっかな、と思えることも何点かあった。

191ページ

「専門性に頼るとけっこう早く限界がくると思うんです。それよりも「無知」で挑んだほうが強い」

一点豪華主義ではなく、専門性をベースとしつつも広く触手を伸ばしていく。確かにそんな活動をしている人は、とても楽しそうに見えるかも。

 

PRESIDENT (プレジデント) 2017年 7/17号 [雑誌]

PRESIDENT (プレジデント) 2017年 7/17号 [雑誌]

 

ややスノッブな分析にちょっと、なぁと思いつつも、マネー系、勉強系、健康系で面白そうなアプリを紹介していたので、古本だけど買って良かった。

 

趣味基礎

藤子・F・不二雄先生への愛情120%で書かれたマンガ。先生の息遣いや優しさが伝わってくる、秀作。ホントに、偉大な人だったんだなぁ。

 

なんとなくだけど、MASTERキートンの美術版みたいな感じがする。一話読み切りが多いけど、も少し長編で読んでみたい。と1巻の感想をメモってたら、2巻の最後の話は4話分でボリュームがあってよかった。

 

うろんな客

うろんな客

 

柴田元幸のあとがきから。

「死に対する病的な強迫観念をことさらにさらけ出すのでもなく、良識の破壊を意図して肩肘を張るのでもなく、ただ何のてらいもなく、軽妙に、酒脱に死を描いた」

 

郵便配達と夜の国

郵便配達と夜の国

 

『シノダ!』シリーズの挿絵を描いている方の作品なのか。少し不思議(SF)な、ジブリ的な世界観が漂う短編集。

 

趣味応用

一貫してスマートな情報の取り扱い方マニュアル。知的生産の技術を越える本はそうそうないジャンルなのかも。

中で、本に関する考え方も載っていて、「「面白い本」を読むには「つまらない本」に手を出さない」という、よく考えたら当たり前だけど意外と実行できていないことが端的に指摘されていた。なるほど、意識してみるのはアリだな。

 

分析

10月は新書がアツい月でした。『リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま (光文社新書) 』は進められて。なかなか自分では手を出さないジャンルでしたが、読んでみると面白く、おススメされるのもいいなぁと思いました。

こちらが10月のRPMグラフ。積み上げ縦棒が冊数(色は形態)、折れ線グラフが読書時間です。

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図2 今月のRPM

累積はこちら。

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図3 累積RPM

次に読む本

10月は、次の本を選んでみました。選び方は、今年1月のブログをご参照ください。

美しい世界の傑作ミュージアム 何度でも行きたい素敵な博物館、美術館

美しい世界の傑作ミュージアム 何度でも行きたい素敵な博物館、美術館

 

 

以下、「次に読む本」ストックリストです。

参考