『戦略読書』定点観測 - 2017年9月
はじめに
戦略読書の分析をだいぶ貯めてしまいました。これから3回の投稿で、9月~11月までを簡単に振り返ろうと思います。こちらは戦略読書の投稿では毎回出している読書ポートフォリオ・マトリクス(Reading Portfolio Matrix, RPM)。
定点観測
以下、軸別に9月に読んだ本とその一言メモになります。
鍛錬基礎
なし
鍛錬応用

- 作者: フェルディナンド・プロッツマン
- 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
- 発売日: 2009/05/28
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
和訳が地球のハローワークだが、ただのワークのほうがしっくり来るな。
世界中には本当にさまざまな仕事があり、それを再認識させてくれる写真集。技術によって、人間の働く様が変わる面と、変わらない面があるのが面白い。
趣味基礎
70年代から80年代の爽快青春物語。なんというか、風景や情景が目に浮かぶだけじゃなくて、匂いと音が感じられる小説だった。500ページ近い大作だけど、最後は終わらないで欲しいと思えた本だった。
353ページの佐織里の発言。
「いじめられたら逃げればいい。笑われたら、笑わない人を探しに行けばいい。うまくいかないって思ったら、その相手がほんとうの家族だったとしても、離れればいい。そのとき誰かに、逃げたって笑われてもいいの。」「逃げた先にも、同じだけの希望があるはずだもん。」
朝井リョウの小説には、根底にやさしさが流れている。だから重いテーマでも読んでいて救われる。
趣味応用
なし
分析
9月は3冊しか読みませんでした。思えば、お仕事多忙だったこともありますが、久しぶりに小説をじっくり読んだなぁという印象もあります。たぶん、久しぶりの小説で時間がかかったのかもしれません。
こちらが9月のRPMグラフ。積み上げ縦棒が冊数(色は形態)、折れ線グラフが読書時間です。
累積はこちら。
次に読む本
今回は3冊から、次の本を選んでみました。選び方は、今年1月のブログをご参照ください。
以下、「次に読む本」ストックリストです。
- 『卵子探しています: 世界の不妊・生殖医療現場を訪ねて』
- 『ローワンと魔法の地図 (リンの谷のローワン 1)』
- 『2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方』
- 『君の膵臓をたべたい 』
- 『少年Hと少年A』
- 『脱出老人: フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち』
- 『楽園のつくりかた』
参考
- 戦略的に読書をするためにやったこと2016
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年1月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年2月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年3月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年4月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年5月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年6月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年7月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年8月