かいけつゾロリ30周年
かいけつゾロリシリーズは今年で30周年を迎えています。
このサイトにもあるゾロリのメッセージ、
やあ、元気だったかい?
おれさまの旅はまだまだ続いているんだぜ!! ニヒニヒ
このポスターを地下鉄で見つけたときは思わず、オオって気持ちになっちゃいました。と思ったら、世の中似たような気持ちになった方が多かったようで、こんなページもできていました。
そして、記念すべき今年は、なんといっても初回限定版がおススメ。
61作目の『かいけつゾロリのかいていたんけん』にはゾロリのフィギュアが付いてきます。doksyo-tekも、フィギュアが欲しくて初回限定版を購入しました。しかも、冬には次回作『かいけつゾロリのちていたんけん』が出版予定。こちらには、イシシとノシシのフィギュアが付いてくるとか!もう、楽しみでなりません。
イシシとノシシのフィギュアも手に入れたら、またblogで報告させていただきます。
読書的ニュース2017-08
Twitter(@doksyo_tek)につぶやいた#読書的ニュース、2017年8月分です。もう10月ですが。。それに、7月に書いていたこと、できてないなぁ。
- ハッシュタグでトピックスを分類し、そのままモーメント化
- テーマ串刺しでモーメント作成
Prime Readingのススメ
はじめに
Amazonプライム会員向けに、読み放題プラン「Prime Reading」がサービスインしています(10/5~)。どちらかというと、ひっそりと始まったなーという感じがするのですが、みなさんの感覚はどうなのでしょうか。
内訳とdoksyo-tek的活用方法
10月28日(土)現在、890冊がPrime Readingの対象になっています。内訳は下図の左ペインのリストみたいな感じです。小説・ビジネス・趣味暮らしなど、各ジャンル100冊前後そろえてあるようです。
重複もあるようですが、おおよそ900冊がプライム会員であれば読み放題になっています。
Amazonは他にも、Kindle Unlimitedというサブスクリプションタイプの読み放題サービスも展開していますが、迷った時はこちらに比較が載っています。
選択の基準はいろいろかと思いますが、個人的には、Prime Readingかなと思っています。月額料金で読み放題というより、Prime Readingを使って好きな作家を発掘したり、手に取ることのなさそうなジャンルの本を読んでみたりして、購入前の目利きがしたい。そんな意味合いを持って接したいサービスだなと思っています。
Prime Readingで選んだ30冊!(10/28現在)
ということで、気軽な気持ちで「手に取ることがなさそうな」本を30冊ほど選んでみました。新しい本との出会いにつながれば、いいなぁ。
Novel Effect
以前「拡張する書籍」という投稿で、MIT Media LabのNarratariumというプロジェクトを紹介しました。
この仕組みはなかなか大掛かりで、実用レベルで実現するのは限定的かなぁと思っていたのですが、Amazonさん、やってくれました。
Amazon AlexaのNovel Effectというサービスは、読み聞かせの音声を認識し、物語内容に応じた音響効果を再生してくれるサービスだそうです。おお、まさにNarratariumコンセプトを踏襲してる!
さらに、Gizmodeの記事ではiOSでのアプリ提供だったようですが、さきほど見てみたらAndroid版も利用間近だそうです。
図1 Novel Effect
リンク先でメール登録すると、ベータ版テストメールが送られてきます。まだダウンロードできないようなので、利用可能になり次第、ここで続報をお伝えしようかと思っています。楽しみ。
図2 メールを眺めつつ、楽しみに待つ!
『戦略読書』定点観測 - 2017年8月
はじめに
下記は、今年の読書ポートフォリオ・マトリクス(以下、RPM)です。
昨年の実績値を参考に、年間200冊・読書時間460時間、マトリクスは横軸が「鍛錬⇔趣味」、縦軸が「基礎⇔応用」としています。
図1 2017年版のRPM
定点観測
以下、軸別に8月に読んだ本とその一言メモになります。
趣味-基礎
宇宙ゴミの収集が商売になる近未来の話。全4巻なのでまだ半分だが、熱くて面白い。次の一節なんて、なかなか哲学的で素敵。
この世に宇宙の一部じゃないものなんてないのか
オレですらつながっていて
それではじめて宇宙なのか
寄生獣の人が原作なので借りてみた。
まだレイリが何者でどんなメッセージがあるのかわからないけど、出来事の緻密なディテールと登場人物の心情の機微は読んでいてハラハラドキドキさせられる。面白い。
楽しい。作者自身が楽しんでいるのって、作品にじんでくる。今回も知らない世界のTipsをたくさん教えてもらいました。
次のフレーズ、好きだなぁ。”ぼくが思うに生肉の美味しさは人の本能に訴えかける何かがありますね
単に味が美味しい というより脳が喜びを感じているような気がします"
いぬやしき(7)【電子限定おまけ付き】 (イブニングコミックス)
- 作者: 奥浩哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/08/23
- メディア: Kindle版
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立川まんがぱーくで一気読み。ただし9巻まで。
文明を超越した技術は人びとに何をもたらすのか!? 老人と青年、正義と悪。明瞭な対比の中で分かりやすく描かれていく。うーん、早く最終巻読みたいなぁ。
うちは、容れ物も、中身も込みで、うち、なんやな(195ページ)
みんなの本当の気持ちって外出ししないし、してても気付かないこともあるし、この本に書かれているように、でもそれをうまく調節して(それは家族であっても)、中身も外見も磨いていくといいよって教えてくれた気がする。
やはり、この人の本は面白い。
趣味-応用
中村うさぎとマツコ・デラックスの両名が、それぞれの目線で語る人生論。生きるとは。幸せとは。
"私たちは「世界の中で居場所を確保できる自分」を「本当の自分」と呼んできただけの事。"
このフレーズ、的を得ている気がして、好きだなぁ。
2巻で見つけた名言。
"つまり図書館ってのは
自分で本を買って読むきっかけを与えてくれる所なんだよ図書館で本を知って
本屋で本を買う
図書館と本屋ってのは
そんな関係でありゃいいって俺は思うがね"
イランの歴史と、特に1980年代~のリアルな体験談をコミック化したもの。
黒色が多いのが外国マンガだなって感じで、最初読みにくかったが、慣れてくると内容がヘビーな分『ナニワ金融道』的な手法(あえて二次元ぽく描く)を用いてるのかもしれない。
図書館にて読書。言葉のコミュニケーションってやっぱり面白い!
紫外線通信(詳しくは本書でご確認ください)できたらいいなー。
中央線のゆるふわな散歩ポイント特集。眺めているだけで各駅に降りたって散歩したくなる。秋になったら中央線沿線を練り歩くのも、いいかも。
鍛錬-基礎
なし
鍛錬-応用
人工的な地下、自然の地下、そして過去の地下。ナショジオの写真力、かなり圧倒されます。これは一読、いや一見したほうがいいです。個人的には、人工的な地下にグッときたかな。
ヴァージニア・リー・バートン―『ちいさいおうち』の作者の素顔
- 作者: バーバラエルマン,Barbara Elleman,宮城正枝
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/03/19
- メディア: 大型本
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
『ちいさなおうち』『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』『せいめいのれきし』『マイク・マリガンとスチーム・ショベル』、、、大好きな作品の作者、ヴァージニア・リー・バートンの伝記。生い立ちから作品の創作過程、デザインの工夫まで、文字通り彼女の素顔がよく分かる一冊。
未完の『デザイン、どのように!』って本の原稿だけでも読んでみたい。
分析
まずは今月のRPMから。趣味-基礎の図書館が多いですが、ここには立川まんがぱーくで読んだマンガも含めています。RPMのグラフは、積み上げ縦棒が冊数、折れ線が読書時間です。
続いて、累積のRPM。じわじわと趣味-応用が伸びている、かも。そして、鍛錬-基礎はまったく読み進めていません。やはり「がんばって読むべきリスト」を作る必要がありそうです。
次に読む本
戦略読書のキモは、他人と差別化するために、他人と違う本を戦略的に読みこなしていくことになります。そのために考えた作戦が、組み合わせて自分が選ばない本を選んでみるというものでした(図4参照)。
この仕組みに則り、今月も本を選んでみました。
①キーワード(思い浮かんだ単語を書き出すだけ)
宇宙、ゴミ、侍、仕返し、ジビエ、生肉、老人、青年、対比、関西弁、人生論、居場所、図書館、本屋、翻訳、イラン、平面、おかん、言い回し、中央線
②トピック(順番に5つに分けただけ)
- 宇宙、生肉、人生論、イラン
- ゴミ、老人、居場所、平面
- 侍、青年、図書館、おかん
- 仕返し、対比、本屋、言い回し
- ジビエ、関西弁、翻訳、中央線
③選んだ本(各キーワードをAmazonでAND検索。ヒットしなかったら、後ろからキーワードを減らしていく)
竹光侍 コミック 全8巻完結セット (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: 松本大洋
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/04/28
- メディア: コミック
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今月は『脱出老人: フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち』にしたいと思います。
④次に読む本ストック
- 『卵子探しています: 世界の不妊・生殖医療現場を訪ねて』
- 『ローワンと魔法の地図 (リンの谷のローワン 1)』
- 『2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方』
- 『君の膵臓をたべたい 』
- 『少年Hと少年A』
- 『脱出老人: フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち』
参考
- 戦略的に読書をするためにやったこと2016
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年1月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年2月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年3月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年4月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年5月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年6月
- 『戦略読書』定点観測 - 2017年7月