読書的ニュース 2016-06
2016年6月の読書的ニュースです。
▼モリサワのウェブフォント、「さくらのレンタルサーバ」利用者は無償で利用可能に - CNET Japan
へー。EPUBのHTML5/CSS3と併せて、ブラウザ読書が広がると面白いんだけどなぁ。
▼アマゾンが秘密にする物流センターの正体 | インターネット | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
顧客に早くかつ簡便に届けようとするAmazonの配送戦略まとめ。配送は消費立地型でスピードを重視し、購買簡便化はAmazon Dash、Amazon Echo等の仕掛けが投入されている。最近は、大学構内にも荷物のピックアップポイントを設けているようだ。大好きAmazon、いつもお世話になってます!
▼本のしおりになる読書用ライトが極薄で画期的|ギズモード・ジャパン
くるっとつなげると光るしおり。導電性インクと薄型LEDで実現。でも、これ、点灯させるには別途電池(CR2032)を付けなくちゃダメっぽい。スタイリッシュなだけに、なんだか惜しい感があるなぁ。
▼創造性を刺激したいなら紙で読もう。詳細な情報を求めているときはデジタルがオススメ | ライフハッカー[日本版]
抽象的な解釈は紙で、具体的な詳細情報の解釈にはデジタルが向いている。という住み分けがなされているらしい。とても気になる。これは論文にあたって、実験内容を見てみないと!
これが元記事で、
記事の元になったのは、ACM CHI2016の論文だ!
▼目が良くないと読めない?札幌の「思わず見入ってしまう看板」とは | CuRAZY [クレイジー]
この発想はおもしろい! 興味喚起にランドルト環を使っちゃうあたりのセンスがすごいなぁ。読み物もあえて難読化してあったほうが引き込まれることもあるのかな。
視覚実験としては『本を読むときに何が起きているのか』にかなりヒントが載っていますが、『紙葉の家』もなかなか前衛的でおもしろい本でした。
▼ピーター・メンデルサンド,山本貴光,細谷由依子著「本を読むときに何が起きているのか ことばとビジュアルの間、目と頭の間」(フィルムアート社)
▼マーク・Z. ダニエレブスキー,Mark Z. Danielewski,嶋田 洋一著「紙葉の家」(ソニーマガジンズ)
▼オードリー若林が『ご本、出しときますね?』で引き出す、作家たちの素顔 | 日刊サイゾー
オードリー若林さんの番組紹介。以前、読書芸人に出てて、この人、本好きなんだなぁと思ったのだが、まさか作家とトークする番組まで作っていたとは。これは見てみたい。でも、BSジャパンなんだよなぁ。地上波かネットでやらないかな。
▼本を片手にのんびりと過ごしたい。【那須高原】の素敵なカフェ8選 | キナリノ
最近、じめじめしてて暑いし、こういうところで一日読書にふけりたい。ふけりたい。持って行く本は知識系じゃないな。心に染み入る、あったかい物語がいいな。
▼ハリーポッターの丸めがね型ブックマーク【Metal Book Bookmark Harry Potter glasses】|インテリアハック
ハリーポッターのめがねしおり。しおりネタは今月2度目。LEDしおりもいいけど、めがねしおりも、プレゼントされたらうれしい。そうそう、しおりといえば、次の記事が面白かったです。いろいろありますねぇ。
▼普通に読んてちゃもったいない!読書の効果をグンと上げる読み方のコツ - ライブドアニュース
読書効果を高める方法が3点。以下意訳すると、
- 内容を自分の言葉で物語化する
- 内容を誰かに説明する
- 複数回、各回スピードを変えて読む
この記事に限ったことではないのですが、「読書に効く7つの方法」とか「効果を高める3つの読書法」のようなトピックって、書かれていることは正しそうなのだけど、いかんせん評価が少ない。経験則的な話に仕立てるよりも、参考文献を付けるとか、実験結果はこうなってます、とかしたほうが、説得感がより増すと思います。
▼Researchers Reveal Booxtream's Digital Watermark DRM | The Digital Reader
ソーシャルDRM(つまり電子透かし)の話。booxtream.txtにDRMの全容が書かれているらしいが、まだ目を通していない。独自のDRMを施して、長期保存性が損なわれるよりはいい気がする。コンテンツの著作権管理って根深いよなぁ。
▼TV Room "Wallpapered" Top to Bottom in Books | The Digital Reader
前、滝のように流れ出る本の芸術作品を見た時もビビったけど、これもなかなかハゲシイです。カラフルな装丁と本の先にある知識。1つ1つはバラバラなんだけど、とても統一感があって、好きだなぁ。
▼ヤマザキマリさん、読書の魅力語る : 文化 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
せっかくいいイベントだったぽいのに、記事はあまりにも上手にまとめられているため、どんな内容だったのか、イマイチ伝わってきませんでした。。。こういう時こそ、現地参加できない人たちのためにYouTubeやUSTREAMでアーカイブ配信すると、効果は絶大だと思います!
▼Facebook is predicting the end of the written word — Quartz
テキスト・画像・映像・音声はそれぞれ特性が異なるメディアなので、適材適所で使用する、が正解だよね(書いてて当たり前だと思った)。まぁ、SNSは入力の手間と伝搬しやすさを考えると、画像映像系との親和性が高い気がします。