『戦略読書』定点観測 - 2016年10月
はじめに
戦略読書・10月の定点観測です。
図1は、読書ポートフォリオ・マトリクス(PRM)を整理したものです。
定点観測(2016/10)
上記RPMに基づいて実施した10月の定点観測結果です。
ビジネス基礎
なし
ビジネス応用

- 作者: エリック・ブリニョルフソン(Erik Brynjolfsson),アンドリュー・マカフィー(Andrew McAfee),村井章子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/07/29
- メディア: 単行本
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働き方、テクノロジー、未来社会と自分たちのあり方を考えることができる一冊。400ページを超える論考は多くの引用に支えられており、読み応えがある。
非ビジネス基礎
擬人化した細胞が身体中で起こる様々なことがらに対応していく物語。これはわかりやすいし、かなり面白い! 既刊全部読みたい。
若い! 若い! でも、ほほえましい。やっぱり青春時代って甘酸っぱいなぁ。「内容・考える集中する・言われたことの意味を考える」って大人になってもだなぁ。深く考えている人って、やっぱり強くなる。

文豪ストレイドッグス (2) (カドカワコミックス・エース)
- 作者: 春河35,朝霧カフカ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/08/02
- メディア: コミック
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文豪ストレイドッグス (3) (カドカワコミックス・エース)
- 作者: 春河35,朝霧カフカ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/12/02
- メディア: コミック
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文豪ストレイドッグス 04 (角川コミックス・エース 437-4)
- 作者: 春河35,朝霧カフカ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2014/04/03
- メディア: コミック
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文豪ストレイドッグス (5) (カドカワコミックス・エース)
- 作者: 春河35,朝霧カフカ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/08/01
- メディア: コミック
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文豪の名前のキャラクターと、昔の文体。話はとても不思議な独特の世界観に包まれている。最初は感情移入するの大変だったけど、慣れてくるとクセになる。
あとがきにある、この物語が生まれたきっかけ。「文豪がイケメン化して、能力バトルしたら絵になるんじゃないかと、編集と盛り上がったから」ほぇー。
これ、三部作だったのか! 最後が性急な感じもしたけど、「超能力者は何のために生まれてきたのか」っていう半ば哲学的な問いはよかった。ジェノサイドにも通じる、人類進化の一過程なのかも。なんて。
非ビジネス新規
面白い視点。好きな職業、意外な職業。いろいろあるんだね。しかし、東洋経済的なランキングと異なっているのがいい。もう一冊、姉妹本があるみたいで、そちらも気にある。
散達によるブックマップ。東京に作られつつある、新しい本の街を、様々な切り口で紹介。表紙の「書店も一つの作品なのです」というフレーズ、納得した。
どの書店でも、目につくところに平積みされていた気がしたので読んでみた。なっとくのいいフレーズがたくさんあって、買ってよかった。やりたくないことを工夫して変える楽しさ、あえてスルーする力、そして許容する力。いろんな角度からいろんなことを学べる、かも。

本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)
- 作者: 成毛眞
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2008/01/21
- メディア: 文庫
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『レバレッジ・リーディング』のカウンター本として。詳細は書評『本は10冊同時に読め!』にしたためてみました。
分析
以下は、10月のRPM分布と、累積(1~10月)のRPM分布です。
今のところ、以下のような実績と予測になっています。
実績
冊数 | 時間 | |
---|---|---|
10月 | 13冊 | 24時間 |
1~10月 | 150冊 | 307.5時間 |
予測
年間冊数※1 | 総読書時間※2 | |
---|---|---|
予測値 | 180冊 (月平均15冊) |
369時間 (月平均30.75時間) |
※1 150冊÷10ヵ月=月平均15冊、15×12ヶ月=年間冊数180冊
※2 307.5時間÷150冊≒1冊あたり約2時間、約2時間×180冊≒369時間
今年も残すところ2か月となり、いよいよ目標に達成できるか見えつつあります。冊数はクリア、読書時間も、月20時間を確保できればクリア。1~10月の実績と照らし合わせると、まぁいけるんじゃないかという感じです。
最近の読書で思うこと。ガッシリした、重い本が楽しい。先月の『ジェノサイド』は文庫だけど上下巻だし、今月の『ザ・セカンド・マシン・エイジ』などは400ページ超の大作。でも、大意も気になるフレーズも、押さえつつ読めてる気がします。
これは戦略読書をするに際し心掛けている「読み方」の効果がじわじわと表れているからかもしれません。まぁ読み方とか、実際はそんな大げさなものではなく、
①丁寧に読みつつ、気になるフレーズが出てきたら付箋をつけていくだけです。そして、②細切れに読む。そんなにまとまった時間は取れないので。さらに、③読み始めにはこれまで付箋をつけた箇所をざざっと見返す。
ただこれだけです。ですが、意外と頭を読書に切り替えるのには向いているやり方なのかもしれません。このやり方については(効果測定はできませんが)一度まとめてみたいなと思っています。
今年は(最近は)読書の秋を楽しむほど秋が長くなくて、あっという間に冬を迎えてしまっている気がします。ならば、冬の夜長?!にコタツで読書してやろうじゃないですか。ぬくぬく読書、楽しみますよ~。