読書的ニュース 2016-04
2016年4月の読書的ニュースです。
▼「Emoji」がファッションに、世界で起こる絵文字ムーブメントを探る | Fashionsnap.com
絵文字がファッションになっているという記事。こういうコラボ好き。Instagramでも少しずつ使われるようになってきてるんだなぁ。ちなみに、絵文字はきちんとUnicodeのコードポイントが割り振られてて、Full Emoji Dataで確認することができます。
▼「Google Books」は著作権侵害にあたらず--米最高裁も支持 - CNET Japan
妥当な判断だと思うなぁ。ただでさえ映像・音楽・ウェブ・ゲームといったコンテンツが台頭してて、出版はコンテンツとして戦う相手が多い。だとすると、少しでもユーザの目に触れる立ち読み機能がないと、評価すらされないよ。中身が良ければ、そこから購入に進む人も多いと思うんだけど。
▼新入生よ これを読め! : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
リンク先、新聞サイトなのでそのうち消えちゃうかも。東大出版会PR誌「UP」で掲載された、東大関係者が新入生にすすめる本のまとめ。あれ。主要目次に工学が見当たらない。。
東京大学出版会『UP』編集部著「東大教師が新入生にすすめる本 2009-2015」(東京大学出版会)
▼【那覇発】みんなでつくる「街のほんだな」が、イイんだな! | TABI LABO
1日3冊まで交換可能なオープン本棚 from 沖縄。人と街をつなぐ本棚というコンセプトらしい。仕掛け人は(一社)なは市場振興会。本を媒介に、場ができ、人がつながる。自然発生的に読書会とか書評大会、ビブリオバトルなんかも生まれてくるかも。地域を盛り上げるいい取り組みだと思う。
▼書評記事、読書メモで消耗しないための方法 - モノよさらば
本を読んでいて気になったところをテキスト化する手間を省きたい、という話。Office LensでOCRして、テキストをMS Wordに出力して使う。さっそく試したけど、なかなかの高精度。読書メモが楽になりそう。難点は複雑なレイアウト解析と、手書き風の特殊な字体への対応かな。
▼時間をかけずに読書の質を高める3つのコツ | ライフハッカー[日本版]
読書の質(=内容について深く考えたり、重要な着想を後々まで覚えていられること)を高めるために意識すること。
- なんで読むの?自分にどう影響しそう?といった個人との関連付けをする
- 本の中心的なテーマについて、ネット等で事前に周辺知識を仕入れておく
- これを知りたいという興味を持って読む
2点目はどうかなー。読んだ後で孫引きしていくほうがいい気がするけど。
▼本を読まなきゃ!と思った人が知っておくべき4つの最強読書術まとめ
どんな本から読み始めて、どのように読めばよいかを記した方法論。
どんな本から読む?
- 1ジャンルを大量に読む
- 好きなモノから好きなだけ
どのように読む?
1ジャンルを大量に読むって立花隆さん(のbot)も言ってた。
1テーマ五百冊くらい読んでいることになります。もっとも、全部読まずに、部分的に読む本が多いんですが、それにプラスして、雑誌の記事とか論文とか、インタビューとかもあるわけですから、インプットとアウトプットの比率は、少なくとも百対一くらいになると思います。
— 知の巨人 立花隆bot (@chez_tachibana) 2016年4月14日
▼ドローンで学校図書を自動配送!秋田県仙北市で実証実験 | RBB TODAY
これは「そこそこの距離にさほど重くないものを的確に運ぶ技術」の検証に主眼を置いていると思いたい。本を運ぶことへの費用対効果はどうなのでしょう。電子書籍配信よりもドローン運搬? まぁ、電子書籍は権利問題があるから一概に配信できないっていうのはわかるけど。。
▼読書は2周目からが面白い!40歳にしてやっと精読の価値に気づきました - あいむあらいぶ
くり返し読書のススメ。2回目以降、メモを取りながら読むと記憶が定着する。なるほどと思ったのは、「3回以上読み返す価値があるな、という本は手元に残し、それ以外は手放す」というあたり。フロー・リーディングの廃棄基準に使えそう。
▼読者がすすめる「夏に読め!」フェア POPコンテスト開催!
POPの公募。書店員さんのPOPから火がついてヒット作になった例もあった気がする。これもコンテンツだよなぁ。SNS全盛時代なんだから、Webサービス上で展開しても面白いかも。そういうサービス、もうあるのかな。