読書的ニュース 2016-10
2016年10月の読書的ニュースです。
●52000冊の本を整理する様子が圧巻です / ニューヨーク公共図書館で撮影されたタイムラプス映像が美しい… | Pouch[ポーチ]
個人的には2棹整理するだけでもいっぱいいっぱいなのに。。ニューヨーク公共図書館。。美しい。
下記のニューヨーク公共図書館のアクティビティに言及した新書も読みごたえがあって面白いです。ちなみに著者の菅谷明子さん、MIT Media Labの石井先生の奥様。
●「誰でも本屋になれるしくみ」が、出版流通を少しずつ変えていく #ブレーン | AdverTimes(アドタイ)
ことりつぎ。もうネーミングがかわいらしくて素晴らしい。
本屋さんに月5、6回以上通うような人って、たぶん、日本人口の5%くらいなのかなって思うんですけど、逆に考えると、95%の人に届ける仕組みさえあれば、まだまだ大きな市場が広がっている。
発想も素敵。併せて、下記の本のような、個人出版への取り組みも応援したくなります。
●速読甲子園(全国速読・速解力コンテスト)|みんなの速読 日本速脳速読協会
そ、速読甲子園!こんなイベントあるのかー。ちょっと大会のレギュレーションがわかってないけど、ひたすら速さを極めた人たちの熱い戦いが見れたのかー。表彰式、大隈講堂でやるのね。。早大も絡んでる??
以下は、今密かに!?読んでいる本。
●メニューの文字が“ちんぷんかんぷん”!? バーガーキングによる“識字率問題”啓発施策 | AdGang
世界識字率向上基金(World Literacy Foundation)によると、現在世界で読み書きができない人の割合は5人に1人。全人口の20%もの人々が、十分な教育が受けられないなどの理由で不便な暮らしを強いられています。
こんなに多いのか。。絶句。。何か、少しでも識字率向上に役立つ活動がしたい。
●読書に超便利な付箋付きしおりの作り方 - ブックオフオンラインコラム
手作りのふせん付きしおり。確かに、しおりとふせんは別々に持って読書していたんで、まとめておくのもいいかもしらん。これだと、ふせんに厚みがあっても平気だし。
●“スマホ世代”の読書は|特集ダイジェスト|NHKニュース おはよう日本
やはり書籍というパッケージは知識取得の一つのアリな形態なんだと思う。能動的な働きかけが必要ではあるが、雑音の少ないコンテンツだと思うし。それより、後半に出てくる会社の「読書手当」すごくいいなぁ。読書感想文や書評のようなレポートを書いてもらうのもいい。こんな手当、自分も受けたいなぁ。
●語彙力、対話でアップ 読書だけでなく「アウトプット重要」 :日本経済新聞
新聞の記事なので、リンク切れを起こすかも。
内容は、「読書量だけでなく、様々な人と対話をする機会が多い人ほど、より多くの言葉を知っている傾向にある」ことを伝えている。なるほどー。これは逆もしかり、かな。つまり、たくさん語彙を知っていると、必然的に言い回しが増えて、いろんな人と話せるようになる。まぁ、他者とのコミュニケーションは一概に語彙だけでは捉えられないけれど。
出展は、「第1回 現代人の語彙に関する調査」(結果速報のpdfはこちら)。ベネッセの調査。「語彙・読解力検定」という意味では、朝日新聞も関係者?
●第70回読書世論調査 教養から娯楽、実務へ 読み継がれる「定番」作品(その1)
毎日新聞の読書世論調査より。もう70回もやってるんだなぁ。継続は力なりですな。
上記記事は、登録なしで読めるのかな? 戦後ベストセラーになった21の文芸作品から選ばれたのは、
- 夏目漱石『坊っちゃん』(61%)
- アンネ・フランク『アンネの日記 (文春文庫)』(38%)
- 川端康成『雪国 (新潮文庫 (か-1-1))』(30%)
- 黒柳徹子『窓ぎわのトットちゃん 新組版 (講談社文庫)』(28%)
だとか。窓ぎわのトットちゃん、こんなにメジャー級だったのか!? 読んだことないので、図書館に急ごう。
●大人になると本を読まなくなるのは、なぜ? - ウートピ
「女性の30代」と「消費」について考える連載記事より、読書について。
最近は「お金がもったいないから読む」のではなく「時間がもったいないから読まない」という選択が大切なんだなと
「今日は1日、ゴロゴロと本を読む日」を定期的に
前者はまさにその通り。後者は、もっと細切れに意識的に読書時間を捻出したほうがいい気がする。
●【読書の秋】iPhone 7に電子書籍リーダー機能をプラスするスマホケース「Oaxis InkCase i7」…バッテリー、長持ち - BIGLOBEニュース
これ、面白ガジェットとして欲しいなぁ。プリオーダー期間中は99ドル、期間終了後は110ドル程度。日本への送料は別途8.7ドル。つまり、今なら12000円くらいで手に入っちゃう。まぁ、根本的な問題として、iPhone5しか持っていないってことがあるけど。。。
●デキる女は本を読む。キャリア女性の読書量と電子書籍の蜜月な関係 | cafeglobe
まぁ、女性じゃなくても本は読むさ。電子書籍は一時的な熱気は去ったものの、着実にじわじわと浸透してきているんだろうな。「キャリア女性が部下に薦めたい本」って、薦められたほうはプレッシャーに感じるよね。でも、あこがれ?の先輩女性がどんな本を読んでいるのかはとても気になる。とりあえず、原田マハ『本日はお日柄も良く』は読んでみたい。
●Kindleで面白”そう”な本に出会う方法 - きんどう
お世話になってるきんどう(きんどるどうでしょう)さんによる、Kindleで面白そうな本の見つけ方。ずばり、磨くべきは感性ではなく検索技術、と言い切っています。
- カテゴリで絞り込み
- 30日以内縛りでのオススメ順ソート
- 新タブでとりあえず開いて、まとめてチェック
と、オーソドックスながら確実に効いてくる手法が紹介されています。きんどうさんのおかげで、積読が加速していくのは間違いない。。
●ブックウォーカー、読書データ確認機能「読書カレンダー」を公開 - WorkMaster(ワークマスター)
以前、Kindle Your Highlightsの、下線の途切れ具合を解析することでどこまで読んだかを推定するという実験があったけど、ブックウォーカーも、データ解析を進めていくと、読書に関する傾向と対策、みたいなことがわかりそう。BookLiveもカメリオでおなじみの白ヤギコーポレーションと組んで、解析系に力を入れるみたいだし。
本もただ電子化するだけじゃなくて、それがどう配信されて、どう消費されたか、(もちろんプライバシーを保護しつつ)ログを丁寧に観察することで、より適切なサービスの提供ができるんだと思う。そして、そういうことを真剣に考える時期が来ているのだと思う。
●6分読書したら楽天スーパーポイントを1ポイント付与、Android版「楽天Kobo」アプリに機能追加 -INTERNET Watch
こちらもある意味データ解析系。「6分読書でストレス解消」説を応用する形で。読めば読むだけ支払いとかインセンティブを与えるって手法はアリだと思う。読みの速度は人によって異なるし、時間的な制約がそのままストレスになる場合もあるから、一概に言えないけど。きちんとサービス設計されてれば、いけるんじゃないかしら。
●ニューヨーク公共図書館には人が住んでいつでも館内を探検できる「図書館アパート」が存在した - GIGAZINE
いいなぁ。階下に図書館があるなんて、すてき。