読書的な何か。

読書と読書にまつわるテクノロジー、雑記など。

読書的ニュース 2016-05

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2016年5月の読書的ニュースです。

 ▼就活で「趣味は読書」ではダメな理由 - エキレビ!(1/2)

「面接時における趣味は読書」問題。しっくりきた。面接で問われている「趣味」は「本職以外の技能」であり「道楽」ではない、らしい。でも、本を読む技法ってたくさんあるわけで、読書を本職以外の技能と捉えた場合、アピールポイントは何になるのかしら。

 

寝かしつけ中も読める! 子育てママに「電子書籍」がおすすめなワケ3つ | パピマミ

寝る前スマホブルーライトの影響で寝つきが悪くなるから良くないと言われてる。だったら、寝かしつけの観点ではうっかり寝を防げて有効だ、という話。これはナルホド。片手で手軽に読めるという利点もあるしね。

 

音読、黙読、速読、多読、乱読、熟読、精読、査読、積読など読書の在り方について - りゅうのすけのWebで生きてみる

いろんな「読」のまとめ。引用もしっかりしており、とてもわかりやすい良記事だと思う。個人的には査読が苦手(:-p) いろんな「読」を、精読×音読は○○派、みたいな感じでグラフにプロットしてみると、概観できて面白いかも。計算は、khcoderかな。

 

いつもと違う読書体験 | 文具ウェブマガジン pen-info

グラシン紙に包まれた、シンプルな本の形態。こんなのプレゼントされたらうれしい。

 

AIが書く詩はロマンチック。GoogleはAIにロマンス小説を学ばせている : ギズモード・ジャパン

これは、こないだGoogle I/Oで発表になったチャットボットAlloのエンジンにも使われるのかな。対話システム向けだったとしても、そのうち下手な恋愛小説より面白い小説が書けちゃうAIができそう。星新一プロジェクトの恋愛版があってもいいな。そうなると、教師データは誰の作品になるのでしょうか??

 

「人工知能の小説は面白くなっていくのか?」気鋭の若手が白熱協議! | ダ・ヴィンチニュース

川村元気、内沼晋太郎、芹川太郎の3氏による文芸論。気になったところを抜粋すると、以下の3点。お三方とも、いいこと言うなぁ。

  • テキストの強み
    • 読者が想像して頭の中で作り上げる領域の多いこと
    • 読んでいる時間を自分のペースでコントロールできること
  • Webと文芸
    • 表現→Web小説は「終わらない」ことが一つの表現形式
    • 特徴→Webは「物語」より「様相」(時計とか、波打ち際)を見せるのに向いている
  • 人工知能と小説
    • 読み手に合わせた小説ってすごく退屈そう
    • 人間にしかできないこと、それは書く前の「気付き」

 

ジャケ買い感覚で本を次々見て読みたい作品を見つけられるアプリ「BookStorm」 - GIGAZINE

本のジャケ買い! そうそう。ふらりと買う時って意外と装丁が大事。なんだかカッコいい、とか、なんだか面白そう、といった雰囲気が立ち上がってたりする。これはまたポチッとなを誘発するサービスですね。日本でも展開しているのかしら。

 

なぜ古い本はいいニオイがするのか? - GIGAZINE

経年で本から放出されるVOC(揮発性有機化合物)を本の制作年代特定に使おうという話。VOCの種類によって、いろいろな匂いになるのだとか。本と匂いの関係は、個人的な体験とも、連動するんだろうな。

 

本を開くと魔法のように中から立体物が飛び出す「飛び出す絵本」を巨大化させてみた - GIGAZINE

飛び出す絵本の大型・精緻版。シンメトリックな造形はキレイ。構成要素を組み替えて、3Dプリンタとかでもっと物語に則したオブジェクトを作り出せれば、新しい飛び出す絵本ジャンルができそうな気がする。

 

「積ん読」と表現するのは日本だけ?「翻訳できない世界のことば」を集めた本 - Excite Bit コネタ(1/3)

積ん読」は的確な外国語を持たない、ニュアンスを伝えるのが難しい言葉なのだとか。イラストと説明文がいい感じで、世界の様々な言葉が何を表すのか伝わってくる。Amazonで確認したら、ベストセラー1位だった。これは買いかも。

 

ブックオフで考えるリユース経済

ブックオフリユースモデル考。ブックオフっていろんな資本が入っているけど、伸び悩んでいる感じがぬぐえない。これまではたして適正価格で商品を取り扱ってきたのかな、という部分がポイントなのではないか。リユースってとてもいい考えなんだけどね。ブックオフ分析は、このページが丁寧にまとまっていました。

 

活字による読書が難しい方へ 対面朗読サービスを始めました — 新潟県立図書館ホームページ

いい取り組み。アクセシビリティってもっと真剣に考えられてもいい技術だと思う。なかなかビジネスになりづらい面があるので、みんな同意しつつも踏み込んで行かない領域なんだよなぁ。ロン・マッカラン氏のTEDトークを思い出した。

www.ted.com