読書的な何か。

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本で木を育てる究極のエコシステム

アルゼンチンのPequeno Editor社が本から木を育てる「TREE BOOK TREE」プロジェクトを展開しています。

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本には種が仕込まれており、読み終わった本をそのまま土に埋めると、木が生えてくるというシンプルな仕組み。まさにTREE→BOOK→TREE→BOOK・・・という究極のエコシステムモデルを表現しています。

本の作り方は環境を意識したもので、紙すきによる中性紙+エコロジカルインク+ハンドメイドシルクスクリーン+手作業製本で仕上げられています。紙すきの過程で、ジャカランダの種を埋め込んでいます。

Pequeno Editor社は、プロジェクトのコンセプトを伝えるためにアルゼンチンの主要なオピニオンリーダーに配ったとか。2013年の米国資料によれば、日本人は国民1人あたり年間220.1㎏の紙を消費する消費大国のようです(なんと世界6位)。Pequeno Editor社のような活動にもっと目を向けてもいいのかもしれません。種を仕込まなくても、土に還る素材の本とかできそう(あるのかな)だなぁ。

彼らのメッセージに共感を覚えたので、ご紹介でした。

This way, trees grow and so do children.

Books come from trees.

Today, a tree comes from a book.