読書的な何か。

読書と読書にまつわるテクノロジー、雑記など。

『戦略読書』定点観測 - 2017年1月

はじめに 昨年の振り返りを受けて、今年は少しリニューアルしてスタートです。2017年の読書ポートフォリオ・マトリクス(以下、RPM)は下記になります。 図1 2017年版のRPM 昨年の実績値を参考に、年間200冊・読書時間460時間と設定しました。また、マトリク…

『遠読』を読むぞ

書店で手に取ってみて「うわ、難しい」と思い、図書館で借りてみて期限切れで返却し、、結局読めずにいるフランコ・モレッティの『遠読』。 遠読――〈世界文学システム〉への挑戦 作者: フランコ・モレッティ,秋草俊一郎,今井亮一,落合一樹,高橋知之 出版社/…

戦略的に読書をするためにやったこと2016

はじめに 三谷宏治さんの『戦略読書』に感銘を受け、2016年の1年間、お粗末ながら戦略読書を実践してみました。 具体的には、まず「何を読むか」「どう読むか」「どんなバランス(配分)で読むか」を可視化する「読書ポートフォリオ・マトリクス(RPM)」を…

「読んで理解する」とは何か(2)

はじめに 前回、読解方略に関してサーベイしている論文の、定義・モデル・効果等を簡単にまとめました。 犬塚美輪, "読解方略の指導", 教育心理学年報, Vol.52, p.162-172(2013). doksyo-tekは、読解方略とは、人が本を読むという行為を通じて、どうやって本…

『戦略読書』定点観測 - 2016年12月

はじめに 戦略読書・12月の定点観測です。 図1は、読書ポートフォリオ・マトリクス(PRM)を整理したものです。 図1.読書ポートフォリオ・マトリクス(RPM) 定点観測(2016/12) 上記RPMに基づいて実施した12月の定点観測結果です。 ビジネス基礎 なし ビ…

読書的ニュース2016-12

2016年12月の読書的ニュースです。 〇おススメ本あれこれ 年末年始とか、節目になると「2016年のおすすめ本」みたいな記事がいろいろ出ますね。ということで、いろいろおすすめされたのでご紹介。みなさん、楽しい読書生活を過ごされたのでしょうか。 2016年…

Spooky Tales

年末年始に、何気なく買ったレゴ人形。Spooky boyという変わった人形が当たったのですが(袋に入っていて、どんな人形が出るかわからない)、『Spooky Tales』と書かれた黒い本が一緒に付いていました。 brickset.com www.lego.com Spooky Tales。直訳すると…

書評『頭は「本の読み方」で磨かれる』

頭は「本の読み方」で磨かれる: 見えてくるものが変わる70冊 (単行本) 作者: 茂木健一郎 出版社/メーカー: 三笠書房 発売日: 2015/06/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る はじめに テレビでもおなじみの茂木健一郎さんによる読書論です…

ラーメンズ『home』より「読書対決」

ラーメンズが、復興支援を目的としてコント100本をYouTubeにアップしたようです。 rocketnews24.com 素晴らしい試みですね! ラーメンズと言えば、笑いと演劇の融合というか、オシャレお笑い要素が多分にあるかと思いますが(←かなりdoksyo-tekの独断と偏見…

写経(室生犀星の詩)

NDLのデジタルコレクション、充実してるんですね。ネット利用可能な図書だけで、35万冊を超えている! それに出版当時のままで読める(古い本は眺めるに近い)のっていいですね。 つらつらと眺めていて見つけたもの。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」でお…

「読んで理解する」とは何か(1)

はじめに 読書とは何か? 辞書によれば「本を読むこと」です。 では、読むとは? 同様に辞書によれば、8つほどの意味があるようですが、読書の文脈では、②の「文字・文章などの表す意味を理解する」かと思います。 では、理解するとは? やはり辞書によれば…

読書的ニュース2016-11

2016年11月の読書的ニュースです。 ●E1854 - 「銭湯×図書館」が生み出す新たな可能性 | カレントアウェアネス・ポータル 商店街の各店舗で本棚を持ち合い,本を通じて人がつながっていく様子を見て,銭湯と図書館が似ていることに気付いた。 この繊細な感覚…

『戦略読書』定点観測 - 2016年11月

はじめに 戦略読書・11月の定点観測です。 図1は、読書ポートフォリオ・マトリクス(PRM)を整理したものです。 図1.読書ポートフォリオ・マトリクス(RPM) 定点観測(2016/11) 上記RPMに基づいて実施した11月の定点観測結果です。 ビジネス基礎 なし ビ…

書評『読書介助犬オリビア』

はじめに アニマルセラピーでは、「犬は病気の人の苦痛を和らげるのに役立つ」と考えるそうです。それをヒントに、本を読まない子が犬に本を読んであげることで、読書の楽しみに気づいてもらうという活動があります。 それが、読書介助犬を利用したR.E.A.D.…

青空文庫をKindleで読む

はじめに 今更感が満載ですが、青空文庫の本をKindleで読もうとすると、いつも手順を忘れてググったりしてるので、まとめておこうと思います。年末進行で忙しい時の、現実逃避ってやつです。 1.タイトルを選ぶ 青空文庫から好きな本を選びます。 図1 青空文…

The BookTech Award 2016

はじめに イギリスの老舗・THE BOOKSELLERによるFUTURE BOOK CONFERENCE 2016。出版関連のスタートアップにThe BookTech Awardを行っていますが、つい先ごろの12/2(金)に受賞者が発表になりました。 www.thebookseller.com 受賞は・・・だーん! 書籍関連…

映画『ザ・ウォーカー』

本が出てくる映画について、いろいろ思ったことを書こうという趣旨です。 ザ・ウォーカーは2010年の米映画。主人公はデンゼル・ワシントン。個人的には『ペリカン文書』のイメージが強いですが、『トレーニングデイ』でアカデミー主演男優賞を受賞しているそ…

読書身体化試論

劇作家・寺山修司の著作を編纂した『両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム (新潮文庫)』。様々なキーワードを切り口に、寺山修司の考え方を鮮やかに表現しています。その中に「書物」の項目もありました。非常に面白い視点だったので、ちょっとだけ、ご紹介…

AIブックコンシェルジュ

はじめに 2016年10月28日(金)~11月10日(木)の間、青山ブックセンターでAIブックコンシェルジュのイベントが開催されたようです。 AIブックコンシェルジュとは、AI(人工知能)を搭載したロボットが書店員に代わって本のオススメをしてくれるというもの…

『戦略読書』定点観測 - 2016年10月

はじめに 戦略読書・10月の定点観測です。 図1は、読書ポートフォリオ・マトリクス(PRM)を整理したものです。 図1.読書ポートフォリオ・マトリクス(RPM) 定点観測(2016/10) 上記RPMに基づいて実施した10月の定点観測結果です。 ビジネス基礎 なし ビ…

TPAC2016にみる電子出版の未来

はじめに TPACってご存知でしょうか。World Wide Web Consortium(W3C) Technical Plenary / Advisory Committee Meetings Weekの略で、ティーパックと読みます。W3C(Web標準化の団体)が年一回開催する、専門家による技術集会のようなもので、これからのW…

読書的ニュース 2016-10

2016年10月の読書的ニュースです。 ●52000冊の本を整理する様子が圧巻です / ニューヨーク公共図書館で撮影されたタイムラプス映像が美しい… | Pouch[ポーチ] 個人的には2棹整理するだけでもいっぱいいっぱいなのに。。ニューヨーク公共図書館。。美しい。…

No more tofu

はじめに 今月初め、Google Noto Fonts(オープンソースのフォント)がUnicodeをフルサポートしました。 これはスゴくて、Unicodeに登録されている800以上の言語、11万以上の文字に対して、コードポイント(文字番号)と、統一されたデザインのグリフ(字形…

『戦略読書』定点観測 - 2016年9月

はじめに 戦略読書・9月の定点観測です。 図1は、読書ポートフォリオ・マトリクス(PRM)を整理したものです。 図1.読書ポートフォリオ・マトリクス(RPM) 定点観測(2016/09) 上記RPMに基づいて実施した9月の定点観測結果です。 ビジネス基礎 なし ビジ…

書評『本は10冊同時に読め!』

はじめに ▼成毛 眞著「本は10冊同時に読め! (知的生きかた文庫)」(三笠書房) 書評サイトHONZを主催されている成毛眞さんの読書論です。カバーの「そで」には、以下のような刺激的なコトバが・・・。 読書に目的を持つな 本は最後まで読む必要はない 仕…

ベストセラーを予測するアルゴリズム

はじめに 巷をにぎわしている(気がするだけ!?)ベストセラー予測アルゴリズム。ざっとググってみただけで、こんなに記事になっています。 コンピュータはベストセラーを予測できるか | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト …

動く読書 - Kindle in Motion -

はじめに AmazonでしれっとKindle in Motionなる取り組みがスタートしているようです。 www.amazon.com 気になったので、さっそく買ってみました(227円の出費!)。「in Motion」って何かというと、リンクのサムネイルを見てわかるとおり、要は表紙とか挿絵…

読書的ニュース 2016-09

2016年9月の読書的ニュースです。 ●海外の長編小説は難解そうで……。じゃあマンガで読んでみたら? | ハウツーが満載のコラム|スキマ時間のなるほどメディア [フムフム] マンガって難しい内容の本を簡単に表現しなおすって意味でも優れてるコンテンツだと思…

書評『レバレッジ・リーディング』

概要 読書に関する本にあたっていると、よく耳にする『レバレッジ・リーディング』。やっと読んでみました。ビジネス本の読み方を提案する本で、かなりシンプルかつ具体的な手法(読み方の手順)に踏み込んでいる点が印象的でした。 章立てを見ると、「多読…

本を読み取る技術

はじめに 本を開かずに中を読み取る技術が発表されました。 Can computers read through a book page by page without opening it? | Camera Culture この技術は、MIT Media Lab、Ramesh Raskar氏のCamera Culture Groupらの成果です。フェムト秒カメラとい…